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安藤政信とビビアン・スーが登場!出演作の中国・台湾映画が上映!

第68回ベネチア国際映画祭

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手を振る安藤政信第-68回ベネチア国際映画祭のレッドカーペットにて
手を振る安藤政信第-68回ベネチア国際映画祭のレッドカーペットにて - Photo:Harumi Nakayama

 第68回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門で中国・台湾映画『ウォーリアーズ・オブ・ザ・レインボー:セディック・バレ』の公式上映が現地時間1日に行われ、台湾女優ビビアン・スーと日本人キャストの安藤政信が参加した。

 同作品は日本統治下の1930年の台湾で起こった、抑圧に耐え切れずに蜂起した原住民による抗日暴動事件を描いた歴史大作。『レッドクリフ』のジョン・ウー監督がプロデューサーを務め、台湾で大ヒットした『海角七号/君想う、国境の南』のウェイ・ダーション監督が再び、日台に横たわる歴史の暗部にスポットを当てていることで注目されている。ダーション監督は「霧社事件は一般的に抗日運動と語られるが、私は、原住民たちが自分たちの信仰と威厳を守るための闘いだったととらえている。映画を作ることでそれを再考察したかった」と語っている。

 また、同作品には原住民を統制していた役人や警察官、軍人役で日本人俳優も多数参加しており、キム兄こと木村祐一や河原さぶ、『海角七号/君想う、国境の南』でヒロインを務めた田中千絵らが出演している。その日本人キャストを代表したベネチア入りした安藤は、記者会見で「霧社事件についてはまったく知らず、この作品に出演するためにさまざまな文献を読んで衝撃を受け、言葉を無くしました。日本人として台湾に対して申し訳ないと思うと同時に、その悲しい気持ちを乗り越えて今、台湾のスタッフと一つの作品を作ることが出来て嬉しい。僕をこの作品に呼んでくれたことに感謝します」と笑顔で語った。

 レッドカーペットではスタッフ&キャスト陣の結束力の堅さを物語るように、原住民の音楽にノって、皆でダンスを踊りながら会場入りしていた。(取材・文:中山治美)

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