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福島から『フラガール』のモデルになったフラダンスチームが来場!! 震災後の復興を願って映画祭から日本、そして世界にフラダンスでエール!!

第24回東京国際映画祭

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復興を願って、ダンスを披露したフラガールたち
復興を願って、ダンスを披露したフラガールたち

 23日、福島県のフラガールたちの復興活動を追ったドキュメンタリー映画『がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』の舞台あいさつがTOH0シネマズ六本木ヒルズ スクリーン6にて行われ、小林正樹監督のほか総勢7名のフラガールが登壇した。映画祭だけに海外から来た記者も見守る中、復興を願った日本のフラダンスを披露し、会場を大きな感動に包んだ。

映画『がんばっぺ フラガール!』場面写真

 東日本大震災で自ら被災しながらも、復興への願いを込めて公演「フラガール 全国きずなキャラバン」で全国を回ったフラガールたちの活動を追った本作。10月1日にクランクアップしてわずか3週間で本作を完成させた小林監督は「震災があり、福島でがんばっている彼女たちの姿を世界に伝えたくて、一生懸命作りました」と本作を手がけた理由を述懐。そして、「不幸にも福島という名前は世界にとどろいてしまったわけですが、そこにがんばっている人がいるということを皆さんも応援していただいて、この映画に感じるところがあればぜひハワイアンズにも行っていただければと思います」と本作に込めた復興への思いを力強く語った。

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 また、フラガールのリーダー・マルヒア由佳理は「この映画は本当にわたしたち福島県の人たちの震災後のありのままの姿が映し出されています。わたしたちが震災後にキャラバンを通して感じたことや、原発事故後の福島の人々の気持ちが描かれています」と被災した立場だけに感慨深くコメント。それでも「この映画をご覧になっていただいて、皆さんが感じていただいたことを、この後の人生に役に立てていただけたら幸いです」と明るくメッセージを送り、メンバー7人で生のフラダンスを披露し、会場は大きな感動と拍手に包まれていた。

 本作は東日本大震災による大きな被害を受けた福島県いわき市の大型レジャー施設・スパリゾートハワイアンズのフラガールたちが、同地の営業再開へ向けて踊りで笑顔を届けようとする姿を追ったドキュメンタリー映画。同地の前身である常磐ハワイアンセンターをテーマにした映画『フラガール』で主演を務めた蒼井優によるナレーションも見逃せない。(取材・文:中村好伸)

映画『がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』は10月29日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国公開

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