口コミ効果が広がった?『猿の惑星』が3週連続で首位獲得!! 『カウボーイ&エイリアン』『スマグラー』も初登場!
映画週末興行成績
第24回東京国際映画祭が華やかに開幕し映画業界も活況を呈する中、興行の世界では『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』が今週の国内週末興行ランキングで3週連続首位を獲得し、盛り上がりを見せている。ヒットに合わせて口コミも広がっており、これまでの累計動員は144万7,021人、累計興収が17億8,311万500円。オリジナルの「猿の惑星」を知るオールドファンのみならず、10代から20代の若者まで幅広く集客。通常のイベントムービーの枠を超えた幅広い層に支持を集め、ロングラン上映の可能性も見えてきた。また、男性のみならず女性客も多く足を運んでいるようで、デートムービーとしても人気を集めているようだ。
2位にはダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード共演の『カウボーイ&エイリアン』が初登場。全国331スクリーンで公開され、初日2日間の動員は11万4,543人、興収1億4,042万2,000円となった。初登場から4週連続2位を記録するなど、絶好調ヒット中の『モテキ』はワンランクダウンとなったが、公開5週目ながらベスト3をキープ。31日間の累計動員は136万2,505人、累計興収17億8,618万1,400円という結果になった。
今月の21日に宮崎あおいが登壇した大ヒット御礼舞台あいさつがテレビ、新聞、ネットなどをにぎわせた効果もあってか、公開3週目の『ツレがうつになりまして。』はワンランクアップで4位。5位の『ワイルド・スピード MEGA MAX』、6位の『一命』はそれぞれ2ランクダウンとなった。7位に初登場となったのは妻夫木聡主演の『スマグラー おまえの未来を運べ』。全国184スクリーンで公開され、初日2日間で動員3万5,610人、興収4,875万5,300円をあげた。公開6週目の『アンフェア the answer』はワンランクダウンで8位。累計動員は174万6,282人、累計興収は21億8,728万3,250円だった。さらに公開4週目の『DOG×POLICE 純白の絆』は9位でワンランクダウン。累計動員は54万57人、累計興収は6億4,840万1,150円となった。10位の『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』は4ランクダウン。累計動員は15万2,849人、累計興収は2億2,355万9,900円となった。そして公開4週目の『はやぶさ/HAYABUSA』は11位で2ランクダウンと惜しくも圏外に落ちてしまった。
今週末は『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』『フェア・ゲーム』『ミッション:8ミニッツ』『がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』『ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』『スパルタの海』『映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』『天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命』『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』『ステキな金縛り』『モンスター上司』『ウィンターズ・ボーン』など、数多くの映画が公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)