やはりトム強し!『ミッション:インポッシブル』最新作がぶっちぎりで首位発進!! 香取慎吾『もののけ島のナキ』も初登場で好評価!!
映画週末興行成績
数々の当たり役をものにしてきたトム・クルーズだが、中でも「不可能を可能にする男」イーサン・ハントは別格ということだろうか、今週の国内興行ランキングは、人気シリーズの第4弾『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が初登場にしてぶっちぎりの1位を獲得した。
映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』写真ギャラリー
12月16日金曜日に全国636スクリーン公開された本作は、土日2日間で動員43万7,750人、興収5億7,286万1,250円を記録。さらに初日から3日間の成績では、動員56万3,251人、興収7億2,583万1,750円となった。今月1日にはトムが来日を果たし、本作をPRしたことが話題となったが、そのほか16社とのタイアップキャンペーンを展開。広告効果は10億円以上になるともいわれており、その甲斐あって、劇場には20代や高校生のカップルからシニアまで幅広い層の観客が来場した模様。冬興行の本命ともいえる本作の今後の推移が楽しみになってきた。
2位は『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX』で先週よりワンランクダウン。週末成績で動員が約18万人、興収約2億円を記録するなど、好調さをキープ。続く3位の『映画 怪物くん』は週末2日間で動員15万1,470人、興収2億388万9,200円を記録。初日から23日間の累計動員が141万446人、累計動員が18億9,056万2,150円と好調さをキープしている。
4位には、SMAPの香取慎吾が声優を務めた3DCGアニメ『friends もののけ島のナキ』が初登場。全国334スクリーンで公開された本作は、土日の動員が10万3,886人、興収1億4,223万7,830円と快調なスタート。原案となった浜田廣介の童話「泣いた赤おに」に触れた世代と思われる40代~50代が25.8パーセントを占め、さらに6歳~9歳が19.6パーセント、10歳~12歳が17.2パーセントと続き、小学生が35.6パーセントを占めるなど、小学生とその親世代の客層から支持を集めた模様。「この映画を観て泣きましたか?」という質問には74.5パーセントが「泣いた」「泣きそうになった」と回答。童話同様、本作も泣ける話として注目を集めていることがうかがえる。公開3週目の『映画 「けいおん!」』は5位にダウンだが、落ちの少ない興行を展開。累計動員が71万5,711人、累計興収9億4,303万4,250円と興収10億目前も間近。2011年12月19日付のオリコンウィークリーチャートで、「放課後ティータイム」のシングル2曲が同時ベストテン入りを果たすなど、まだまだその勢いは続きそうだ。
6位の『リアル・スティール』は3ランクダウン。7位の『源氏物語 千年の謎』、8位の『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』、9位の『ステキな金縛り』、10位の『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』、11位の『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』はそれぞれ2ランクずつダウン。公開2週目となる『源氏物語 千年の謎』の9日間の成績は累計動員が43万8,675人、累計興収が5億2,614万1,400人。ロングランヒット中の『ステキな金縛り』は、初日から51日間の成績は累計動員が312万1,549人、累計興収が38億5,751万1,750円という結果となった。
今週末は『ワイルド7』『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』『ニューイヤーズ・イブ』『劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン』のほか、『永遠の僕たち』『宇宙人ポール』『ミラノ、愛に生きる』『運命の子』『ルルドの泉で』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)