第69回ゴールデン・グローブ賞、ジョージ・クルーニー主演『ファミリー・ツリー』がドラマ作品賞を受賞!
現地時間15日、米ロサンゼルスで第69回ゴールデン・グローブ賞授賞式が行われ、5部門でノミネートされていたジョージ・クルーニー主演の映画『ファミリー・ツリー』が、最優秀映画作品賞(ドラマ部門)を含む2部門で受賞した。
第69回ゴールデン・グローブ賞で、本作は最優秀映画作品賞(ドラマ部門)、最優秀主演男優賞(ドラマ部門)、最優秀助演女優賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞の5部門でノミネート。ノミネート数では『アーティスト』に及ばなかったものの、ロサンゼルス映画批評家協会賞では作品賞を受賞するなど、批評家筋の評価も高かっただけに映画ファンも納得の結果だろう。
とりわけ、ジョージにとって最優秀主演男優賞の栄光は、『オー・ブラザー!』でコメディー・ミュージカル部門を制した第58回以来、実に11年ぶり。私生活では、時に「ハリウッド最後のおひとり様」とも称されるジョージは本作で家族との関係を見つめ直すことになる父親を好演。「キャリア史上最高の演技」という賛辞も多く寄せられており、今回の受賞で、初のアカデミー賞主演男優賞獲得に向けて、一歩前進したといえそうだ。
ハワイを舞台にした本作は、妻が昏睡状態に陥ってしまい、さらには娘から妻が浮気していたという事実を知らされた男が、家族のために奮闘するさまを描いたコメディー。監督を務めるのは、『サイドウェイ』『アバウト・シュミット』で中年男性の悲哀をユーモアたっぷりに描いたアレクサンダー・ペイン。共演には、最優秀助演女優賞にノミネートされた20歳の若手女優シェイリーン・ウッドリーなどがいる。
本作は、今月24日にノミネーションが発表されるアカデミー賞でももちろん有力候補。日本ではゴールデン・ウイークの公開を予定している。(編集部・福田麗)
映画『ファミリー・ツリー』は4月GWに全国公開
第69回 ゴールデン・グローブ賞 授賞式AXNにて日本独占放送!
1月21日(土)8:00pmスタート!