堂本剛、平安神宮ライブが被災地含め全国上映!「今の日本に大切な関係性、きずなを生み出した」と自信見せる
20日、堂本剛が昨年9月に平安神宮で行ったライブを映画化した『平安結祈 heianyuki』の完成披露試写会がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、堂本と堤幸彦監督が登壇し作品に込めた思いを語った。
ソロアーティストとしても幅広く活躍し、古都で日本を深く見つめた楽曲を演奏する単独ライブも行っている堂本。本作は、そんな堂本が昨年9月4日に重要文化財である京都・平安神宮の特設舞台で「美しきくに…日本」をテーマに開催したライブを映像化したもの。全国65館で上映されるほか、この日は東日本大震災の被災地である東北や沖縄でも追加上映されることが発表された。
この日、堂本は「たくさんの国難が日本や世界で起こっている今、日本の中心だったところで、日本人の心を思い出しながらステージに立とうと思った。そして、その場で生きていたことを撮ってほしいと思って堤監督に声をかけてみたんです。仕上がったのを観ていたら、友達から『これはやばい。映画にならないの?』と言われて今日に至りました」と映画化のきっかけを説明。そして、本作について「平安神宮を舞台に、今の日本に大切な関係性、きずなを生み出した作品だと思っている」と胸を張った。
一方、1997年公開の映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来、約14年ぶりに堂本とタッグを組んだ堤監督は「(オファーをもらって)うれしかった。(堂本とは)親子みたいに通じるものがあると思っている。彼は何かを伝えなくてはいけないという信念を強く持っている人」と堂本を絶賛。
そして本作について「この映画はすごくシンプル。生身の人間が演奏する中、浮かび上がってくるのは感情とか哲学など、飾り気のない何か。言葉で言うと陳腐になってしまうけど、観てもらえればわかります」とその出来に自信を見せていた。(古河優)
映画『平安結祈 heianyuki』は2月24日から3月11日まで全国TOHOシネマズほかで公開