アメコミ界の大御所スタン・リー、『スター・ウォーズ』マーク・ハミルと共にコミコン登場!
コミコン2012
現地時間7月12日、米サンディエゴで開催となったコミコン・インターナショナルにアメコミ界の大御所スタン・リーが登場し、自身の名を冠したウェブ番組について発表した。この日は番組の出演者やスタッフと共に、ゲストとしてマーク・ハミルも登場し、自身のポッドキャスト番組などについて語った。
マーク・ハミル登場!「Stan Lee's World of Heroes」パネルディスカッションギャラリー
配信されるのは、「Stan Lee’s World of Heroes」(スタン・リーのヒーローの世界)というタイトルのYouTubeチャンネル上で展開するウェブ番組。アメコミファンをはじめとしたオタク層向けに制作されており、ファン同士で突っ込みを入れながら、笑って見られるような動画が用意される。
チャンネル内には、「どのアメコミ・ヒーローが一番強いか?」などの話題をファン同士で争論する「ファンの戦い」や、愛する作品への熱狂度を所有するフィギュアの数やコスプレの再現度などで競い合う「スーパー・ファン」といった動画を用意。「オタクのための工作教室」という動画では、小学生レベルの技術を使ってロボットコスチュームの制作方を紹介するなど、内容も多岐にわたる。
番組から抜粋された映像が上映されるたび、会場からは爆笑が。スタン・リー自身も「これだけファンサービスをしている番組なんだから、税金はただにしてもらいたいね」とご満悦。さらに、同席者に「わたしの名前が付いたパネルディスカッションなんだから、わたしに話させなさい!」と語るなど、89歳とは思えない元気さでジョークを飛ばし、ファンの笑いを誘っていた。
その後、ゲストとしてマーク・ハミルが登場するとファンから喝采(かっさい)が。『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役で知られるマークだが、『バットマン』のアニメシリーズでジョーカーの声を長年担当するなど声優としても活躍している。「まさかルーク・スカイウォーカーというヒーローをやった自分が、悪役のジョーカーをやらせてもらえるとは思わなかった」とジョーカーの声を担当することになったときの体験を話したマーク。同チャンネルで配信予定という、自身のポッドキャスト番組についてもふれ「テレビのトークショーよりも、ゲストに自由に話が聞けるので面白い」とその魅力を解説した。このような、さまざまなパネルディスカッションが随時行われるサンディエゴのコミコンは、現地時間15日まで開催される。(取材・文:こはたあつこ)