アカデミー賞外国語映画賞、日本代表作品はナシ!候補9作品が決定!
第85回アカデミー賞
アカデミー賞外国語映画賞のショートリスト9作品がOscar.orgによって発表された。
これは、来年に行われる第85回アカデミー賞外国語映画賞のノミネート5作品の対象となる9作品のショートリスト。日本代表に選ばれた、ヤン・ヨンヒ監督『かぞくのくに』は惜しくもリストから外れた。ノミネートの対象となる最終選考は選考委員会によって1月4日~1月6日に対象となった9作品をまとめて鑑賞し、投票によって選考する。そして、その結果となる5作品は来年の1月10日サミュエル・ゴールドウィン・シアターで5時半(米西海岸時間)に発表される。最初に世界各国から71作品が対象作品として提出されていた。
下記が対象となる9作品。
(オーストリア)ミヒャエル・ハネケ監督 『愛、アムール』
(カナダ)キム・グエン監督 『ウォー・ウィッチ(英題) / War Witch』
(チリ)パブロ・ラライン監督 『ノー(原題) / No』
(デンマーク)ニコライ・アーセル監督 『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』
(フランス)エリック・トレダノ監督、オリヴィエ・ナカシュ監督 『最強のふたり』
(アイスランド)バルタザール・コルマウクル監督 『ザ・ディープ(英題) / The Deep』
(ノルウェー)エスペン・サンドベリ監督、ヨアヒム・ローニング監督 『コンティキ(原題) / Kon-Tiki』
(ルーマニア)クリスティアン・ムンジウ監督 『汚(けが)れなき祈り』
(スイス)ウルスラ・メイヤー監督 『シスター(英題) / Sister』
今のところ、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したミヒャエル・ハネケ監督の『愛、アムール』がオスカー最有力とみられているが、『最強のふたり』の世界的な興行記録、さらに批評家の間ではニコライ・アーセル監督の『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』、バルタザール・コルマウクル監督の『ザ・ディープ(英題)』なども評価が高く、かなり選考が難しくなる投票になりそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)