アカデミー賞候補者たちが集結!昼食会「ノミニーズ・ランチョン」開催!
第85回アカデミー賞
現地時間4日、ロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトンで行われた昼食会「ノミニーズ・ランチョン」で、アカデミー賞候補者たちが一堂に会した。
シンプルな膝丈のブラック・ドレスに身を包み登場したアン・ハサウェイは、昼食会前のインタビューで、アカデミー賞授賞式で着るドレスについて問われると、「まだ決まっていないの。週末はスーパーボウルを観るのに忙しくて、ドレスについては考えられなかった。おまけに(スーパーボウルのパーティーで出される)おいしそうなアペタイザーに囲まれたら、ドレスどころじゃなくなっちゃって……」と明かした。
また、アカデミー史上最年少で主演女優賞にノミネートされた9歳の女優クヮヴェンジャネ・ウォレスは、鮮やかなパープルのドレスで出席して注目の的に。昼食会の席で同じテーブルになったスティーヴン・スピルバーグ監督は、テーブルの真ん中に据えられた大きなユリの花を脇によけ、クヮヴェンジャネに、「こんにちは! 一体君は誰かな?」と笑顔を向けた。
クヮヴェンジャネが自己紹介すると、スピルバーグ監督は、「髪型が違うからわからなかったよ! きっと、忙しいんだろうねえ。学校は恋しくない?」と質問。クヮヴェンジャネは「全然!」と即答し、周囲の笑いを誘った。
そしてやはりこの日も最も注目を浴びたのは、アカデミー賞レースで気炎を吐いている映画『アルゴ』のベン・アフレック。どの映画賞でも謙虚な姿を見せているベンは、昼食会の席でも感謝の思いにあふれている様子を見せていた。だが、それもそのはず、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)の脚本賞でノミネートされ、昼食会に招待されたときは、映画『ドグマ』の撮影真っ最中でやむなく欠席しなければならず、今回が初の「ノミニーズ・ランチョン」出席なのだという。
アカデミー本部広報の発表によると、今年は主要部門候補者25人中、映画『愛、アムール』で史上最年長の主演女優賞候補となっているエマニュエル・リヴァ、同作の監督ミヒャエル・ハネケ、映画『アルゴ』で助演男優賞にノミネートされているアラン・アーキン、そして映画『ザ・マスター』で助演男優賞候補のフィリップ・シーモア・ホフマンの4人が、撮影などの避けられない理由で昼食会を欠席したという。次にアカデミー賞候補者たちが一堂に会するのは、現地時間24日の授賞式当日。アカデミー賞の結果が出るまであと3週間を切った。(文・ロス取材:明美・トスト / Akemi Tosto)
「第85回アカデミー賞授賞式」は2月25日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継(夜9時よりリピート放送)