主演女優賞はジェニファー・ローレンス!2度目のノミネートで栄冠
第85回アカデミー賞
現地時間24日、第85回アカデミー賞授賞式が行われ、映画『世界にひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンスが主演女優賞を受賞した。ジェニファーは『ウィンターズ・ボーン』(2010年)でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされており、2度目のノミネートで見事に栄冠をつかんだ。
『世界にひとつのプレイブック』は、愛する人を失い心に傷を負った男女(ブラッドリー・クーパー、ジェニファー)が再起するさまを笑いと涙で描く、デヴィッド・O・ラッセル監督のヒューマン・コメディー。ジェニファーは、愛らしい外見からは想像もつかない型破りな行動と発言を繰り出す女性を、大胆かつ繊細に演じ切っている。
白いドレスを着たジェニファーは、ステージに続く階段で転んでしまうというハプニングもあり、マイクの前に立つと「ありがとうございます。わたしが転んだから皆さん立ち上がって、拍手をしてくださっているんでしょうね」とジョーク交じりに挨拶。感激を隠し切れない様子で「他の候補者の方々が素晴らしいインスピレーションを与えてくれました。キャストの皆さん、クルー、家族、本当にありがとう」と感謝の言葉を続けた。
なお同部門は、当時85歳のエマニュエル・リヴァ(『愛、アムール』)と9歳のクヮヴェンジャネ・ウォレス(『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』)がそれぞれ史上最高齢・最年少でのノミネートを果たしていたことでも話題を呼んでいたが、受賞記録の樹立はならなかった。(編集部・市川遥)
「第85回アカデミー賞授賞式」はWOWOWプライムにて生中継中(25日夜9時よりリピート放送)