ベニチオ・デル・トロがカンヌに登場!あふれる男の色気に女性記者ウットリ!
第66回カンヌ国際映画祭
第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されている『ジミー・P.(原題) / Jimmy P.』の公式上映と会見が現地時間18日に行われ、監督のアルノー・デプレシャン、主演のベニチオ・デル・トロらが出席した。
本作は、第2次世界大戦からの帰還以降、さまざまな症状に悩まされることとなったネイティブアメリカンの男性と、フランス人の精神科医との友情を描いたストーリー。「カンヌの顔」と紹介されたほどカンヌの常連となっているデプレシャン監督と、映画祭の審査員を務めたこともあるデル・トロのタッグ作とあって、この日の会見場には数多くのテレビクルーと記者が詰めかけた。
フランス系アメリカ人ジョルジュ・デヴェロー著「夢の分析:或る平原インディアンの精神治療記録」を映画化した本作。デプレシャン監督は、「本屋でこの本のタイトルを見たとき、これだ! と思いました。精神分析学を一般の人にもわかりやすく書いたデヴェローに共感を覚えたのです」と原作との出会いを述懐。
また映画『チェ 28歳の革命』では体重を25キロも落とすなど、入念な役づくりで知られているデル・トロも、「原作を読むことでキャラクターのバックグラウンドを知ることができた」とコメント。原作が自身初となるネイティブアメリカン役のリサーチに大いに役立ったことを明かし、「原作に込められた感情が、映画には凝縮されていると思う」と本作の魅力を語った。
会見では本作の女優陣ミスティ・アッパムとジーナ・マッキーが、「ベニ・チオには、すぐに恋してしまいました!」と語り、デル・トロが思わず照れ笑いを見せる場面も。スカーレット・ヨハンソンなど、これまで何人ものハリウッド女優をメロメロにさせてきたデル・トロからは、この日も男の色気が漂っており、各国から集まった女性記者たちの熱い視線が注がれていた。(編集部・森田真帆)
第66回カンヌ国際映画祭は5月26日まで開催