ライアン・ゴズリング、カンヌ映画祭を欠席!渡航許可下りず苦渋の決断
第66回カンヌ国際映画祭
ニコラス・ウィンディング・レフン監督の映画『オンリー・ゴッド・フォーギブズ(英題) / Only God Forgives』が現地時間22日、第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映された。だが、主演を務めたライアン・ゴズリングは、レッドカーペットに姿を現さなかった。監督デビュー作となる最新作『ハウ・トゥー・キャッチ・ア・モンスター(原題) / How to Catch a Monster』撮影中のため、保険会社から渡航許可が下りなかったという。
ライアンが映画祭に参加するかどうかは直前まで不明だったが、この日の朝に行われた公式会見の場で映画祭のディレクターが読み上げたライアンからの手紙によると、「保険会社の制約の問題で、現在映画の撮影中であるわたしは、カンヌまでの渡航許可が下りませんでした」とのこと。「あらゆる方法を尽くしましたが、聞いてもらえなかったのです。今回はこちらに残るほうがいいとの決断を下しましたが、最高の映画を作ってカンヌの地に戻ってきます」と苦渋の決断の末、映画祭に参加できなかったことを謝罪していた。
現在ハリウッドで最もセクシーな俳優といわれているライアンの人気は、カンヌでも絶大。この日のプレミアには、ライアンを一目見ようと多くの人々が沿道に集まったが、来仏中止の報にファンは「残念……」と肩を落とした。来仏中止の原因となってしまったライアンの監督デビュー作だが、現在カンヌ映画祭のマーケットでは、オーストラリアやフランスなどすでに20か国からオファーが来ているという。(編集部・森田真帆)
第66回カンヌ国際映画祭は5月26日まで開催