コミコンに『ゴジラ』の特別アトラクションが出現!
コミコン2013
米サンディエゴで開催中のコミコンに、『ゴジラ』のアトラクションが出現した。近年コミコンでは、6,500人が収容出来る巨大ホールでのプレゼン以外に、映画会社が、その作品の世界観を肌で感じることができるアトラクションを、ファンのために用意するのがブームになってきているようだ。
ゴジラのアトラクション登場! 「コミコン2013」フォトギャラリー
これまでは、ディズニーが映画『トロン:レガシー』や『アリス・イン・ワンダーランド』でその類のアトラクションを手掛けてきたが、今年は米サミット・エンターテインメントが『エンダーズ・ゲーム(原題) / Ender's Game』を、そしてレジェンダリー・ピクチャーズが『ゴジラ』をテーマに、映画のセットを再現したかのような大掛かりなアトラクションを設置し、参加者の注目を浴びている。
『ゴジラ』のアトラクションで参加者は、まずゴジラに破壊されたかのような、東京の下町を模したセットに案内される。セットにはゴジラの生みの親の一人で、名特撮監督である円谷英二氏の壁画が掲示されるなど、往年のゴジラ映画に敬意を表した作りになっている。
そこに突然、ゴジラ出現を知らせるアラーム音が鳴り響くと、係員の誘導の元、全員がコントロールルームのような部屋に移動。その後エレベーターに乗せられると、エレベーターが大きく振動し、参加者は、まるで本当の緊急事態に遭遇したかのような体験が味わえる。そしてエレベーターのドアが開くと、そこは高層ビルのオフィスの一室となっており、窓の外に広がる東京のビル群を歩く、ゴジラの姿を目にすることになる。
一方の『エンダーズ・ゲーム(原題)』のアトラクションは、主人公たちが映画の中でどのようなジャーニー(旅)を体験するのかを伝える作りになっており、部屋の中に、劇中で主人公の子どもたちが通うバトル・スクールを再現。設置されたモニターに、ハリソン・フォードが演じるグラフ大佐の映像が映し出され、まるで自分がスクールの一員になったかのような気分が味わえる。
どちらのアトラクションも、かなり資金を投入したことがうかがえる、非常に凝った作りになっており、4日間のコミコン期間中だけの開催ではもったいないと思わずにはいられない。(取材・文:細谷佳史 / Yoshifumi Hosoya)
「コミコン・インターナショナル:サンディエゴ 2013」は現地時間7月21日まで開催