スパイダーマン、コミコンに入場できず?パート2の映像がついに公開!
コミコン2013
米サンディエゴで開催中のコミコン・インターナショナル(通称コミコン)で19日、映画『アメイジング・スパイダーマン』続編のパネルが開かれ、集まったファンを大いに沸かせた。
同作は米ソニー・ピクチャーズによるプレゼンテーションの最後に登場。一旦、会場が真っ暗になり、しばらく観客をじらした後、音楽とともにスクリーンが左右に広がり三面に。画面全体を切り裂くようにクモの糸が描かれ、最後に大きなスパイダーマークが登場すると、大歓声が起こった。
そこにマーク・ウェブ監督やハリー・オズボーン役のデイン・デハーン、プロデューサー陣が登壇。いよいよアンドリュー・ガーフィールドの出番になったが、一向にステージに現れない。すると画面に、コミコン会場に入ろうとしたスパイダーマンが警備員に止められる様子が映し出され、ようやくスパイダーマン姿のアンドリューが登場。さらに新たな悪役エレクトロを演じるジェイミー・フォックスが登壇すると、歓声はさらに大きいものに。残念ながらエマ・ストーンは、ビデオ映像によるあいさつとなった。
撮影は3週間前に終了したばかりだが、集まったファンのためVFXが未完成の映像を特別に披露。スパイダーマンがジェイミーふんするマックスを助ける場面や、マックスが事故でエレクトロになってしまう場面、最後には、エレクトロがタイムズスクエアを襲撃するアクションが紹介され、割れんばかりの拍手が起きた。
また司会者にピーターと恋人グエンとの関係について「今作で二人の関係は、次のレベルまで進むようですね」と質問されたアンドリューは、「ときが経つにつれ、親密ゆえの問題はたくさん出てくるものだからね。ロマンチックな関係なのかは別にして、人間関係というものが、いかに難しいかみんな知っている。特に相手がスパイダーマンのときはね。でも二人はお互いをとても思い合っている」と答えた。
またジェイミーは、エレクトロが悪人になった理由のひとつとして「母親でさえ、彼の誕生日を忘れていたんだ」と幼少時の境遇に触れた。いつもお茶目な彼は、スーパーマンの格好をした参加者の高校生のためスーパーマンのテーマソングをハミングするなど、サービス精神を発揮。最後にはウェブ監督が「オペラ的な作品だけど、すべての見せ場は、親密な人間関係を基に作られている」とコメント。来年5月の公開が今からとても楽しな一作だ。(取材・文:吉川優子)