メタリカ、コミコンに降臨!シークレットライブに全米オタクが熱狂!
コミコン2013
人気ヘビーメタルバンド・メタリカが現地時間19日、米サンディエゴで開催された映画&コミックの祭典「コミコン・インターナショナル」(通称・コミコン)で、記者会見とシークレットライブを行い、満席となった6,500人収容の会場を熱狂の渦に巻き込んだ。
この日メタリカは、同バンドによる熱狂のライブを3D映像で追ったドキュメンタリー映画『メタリカ・スルー・ザ・ネバー(原題) / Metallica Through the Never』のプロモーションのため登壇。オタクの祭典ともいわれるコミコンで、ミュージシャンが会見ならびにライブを敢行するのは史上初のこと。最新映像の上映に続けて登場したメタリカは、集まったファンのスタンディングオベーションに迎えられた。
この熱い歓迎に、バンドのメンバーで同作のプロデュースを手掛けたラーズ・ウルリッヒは「最高だ!」とゴキゲン。同作を製作したことに「俺たち自身のバンドに対するテンションがますます高まった気がしている」と満足した様子で語ると、「この映画はアルバムを聴くよりさらに、俺たちに親しみを感じさせてくれると思う。俺たち4人の真ん前でダイナミックなライブを体験できる作品になっているからね」と自信をのぞかせた。
その言葉の通り本作では、この映画のためだけに、実際に観客を動員してライブシーンを撮影。24台ものカメラでリテイクを重ね、バンドのライブを360度から完全に収録しており、ボーカルのジェームズ・ヘットフィールドは「ライブシーンはその中で一番良いところだけを使っている」とクオリティーの高さを保証した。
記者会見の後メタリカは、シークレットライブを敢行。この日のチケットは超限定のプラチナチケットとなっており、その幸運を手にしたファンの前で、バンドを代表するアルバム「メタリカ」(通称ブラック・アルバム)の収録曲を中心に、アンコールを含めて13曲を熱演。オタクの祭典「コミコン」をメタリカ一色に染め上げた。(編集部・入倉功一)
映画『メタリカ・スルー・ザ・ネバー(原題) / Metallica Through the Never』は2013年、日本公開