ヒュー・ジャックマン主演、大人のサスペンスドラマ映画が新たにナンバーワン! -9月23日版
全米ボックスオフィス考
今週のボックスオフィスは、ヒュー・ジャックマンが誘拐された少女の父親を演じる、サスペンスドラマ映画『プリズナーズ(原題) / Prisoners』が、興収2,082万ドル(約20億8,200万円)をたたき出し、トップの座に就いた。(1ドル100円計算)
ヒューにとっては映画『X-メン』シリーズほどの出だしとはいかなかったが、ここ最近公開された映画『レ・ミゼラブル』や映画『リアル・スティール』のデビュー興収とおおよそ700万ドル(約7億円)ほどの差ということで、今後のランキング推移に注目。ちなみに『プリズナーズ(原題) / Prisoners』の週末観客調査では、72パーセントもの観客が25歳以上だったいう結果が発表されている。
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第2位は、先週の首位からランクダウンのホラー映画『インシディアス・チャプター2(原題) / Insidious Chapter 2』で1,380万ドル(約13億8,000万円)。1作目の映画『インシディアス』のトータル興収をすでに超え、上々のヒットとなっている。
第3位は、先週の興収から50.1パーセント減でワンランクダウンの映画『マラヴィータ』で700万ドル(約7億円)。そして第4位は、圏外の第6位から返り咲いた話題のメキシコ映画『インストラクションズ・ノット・インクルーデッド(原題) / Instructions Not Included』。上映館をたった45館増やしただけで11パーセント興収がアップし、540万ドル(約5億4,000万円)を記録した。第5位は、初登場のダンス映画『バトル・オブ・ザ・イヤー(原題) / Battle of the Year』で460万ドル(約4億6,000万円)。
今週のトップだった映画『プリズナーズ(原題) / Prisoners』の強力なライバルとなりそうな今週末封切りの新作は、アニメ映画『くもりときどきミートボール』の続編で、映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』。3,800館での公開を控えており、アメリカの映画館でキッズパワーがさく裂しそうな気配が漂っている。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)