ウディ・アレン監督、セシル・B・デミル賞受賞予定のゴールデン・グローブ賞授賞式に出席しない?
第71回ゴールデン・グローブ賞
来年1月12日(現地時間)に行われるゴールデン・グローブ賞授賞式で、長年のキャリアをたたえるセシル・B・デミル賞を受賞する予定のウディ・アレン監督が、式に出席しない意向であるとDeadline.comが報じた。
ウディ・アレン監督映画『それでも恋するバルセロナ』写真ギャラリー
ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会は、今年9月にアレン監督の受賞を発表。その際、同協会のテオ・キングマ会長は「この賞を受けるのに、ウディ・アレン以上にふさわしい人はいない。映画製作への彼の貢献はあまりに偉大で、彼は世界の宝だ」とコメントしていた。
アレンがいかなる授賞式への出席も好まないことは広く知られており、これまでアカデミー賞で23回のノミネートのうち4度の受賞、ゴールデン・グローブ賞では13回のノミネートのうち2度の栄冠に輝いているにもかかわらず、そのいずれにも出席していない。
唯一の例外が、9.11アメリカ同時多発テロの翌年、2002年のアカデミー賞にて、ニューヨークを舞台にした映画のシーンばかりを集めた映像のプレゼンターとして出席したときだ。「誰もスケジュールが合わないから、僕にやってほしいと言われた」とジョークを飛ばしながら、ウィットに富んだ素晴らしいスピーチを披露した。
アレン監督の最新作で、ケイト・ブランシェット主演の映画『ブルージャスミン』が今年アメリカをはじめ世界で公開され、これから始まる賞レースでの健闘が予想されている。日本では来年5月公開予定。(鯨岡孝子)
第71回ゴールデン・グローブ賞のレッドカーペット・ショー&授賞式は、1月13日(月・祝)8:55amより海外ドラマチャンネルAXNにて生中継