『風立ちぬ』がGG賞外国語映画賞にノミネート!
第71回ゴールデン・グローブ賞
現地時間12日、第71回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表され、宮崎駿監督のアニメーション映画『風立ちぬ』が外国語映画賞にノミネートされた。その一方で、アニメーション作品賞の候補からは外れた。
同賞はハリウッド外国人映画記者協会の投票により選定される映画賞で、アカデミー賞に次ぐ権威のある賞として知られている。邦画が外国語映画賞にノミネートされるのは第48回(1990年度)の『夢』(黒澤明監督)以来、23年ぶり。アニメーション作品が外国語映画賞にノミネートされた例には、第65回(2007年度)のフランス映画『ペルセポリス』、第66回(2008年度)のイスラエル映画『戦場でワルツを』などがある。
アニメーション作品賞は英語音声作品が対象であり、『風立ちぬ』は英語字幕版での申請だったため、外国語映画賞でのノミネートとなった。
授賞式は来年1月12日(現地時間)に開催。受賞すれば、邦画としては第17回(1959年度)で外国語映画賞を受賞した市川崑監督の『鍵』以来、実に半世紀以上ぶりのゴールデン・グローブ賞獲得となる。
映画『風立ちぬ』はゼロ戦の設計者・堀越二郎の生涯を題材に、飛行機作りに情熱を燃やす青年の生きざまを描いた作品。同作が日本で公開された後、宮崎監督は長編アニメ制作からの引退を表明した。(編集部・福田麗)
第71回ゴールデン・グローブ賞のレッドカーペット・ショー&授賞式は、1月13日(月・祝)8:55amより海外ドラマチャンネルAXNにて生中継