ウェス・アンダーソン監督と豪華俳優陣がずらり!ベルリン映画祭が開幕
第64回ベルリン国際映画祭
現地時間6日、第64回ベルリン国際映画祭が開幕し、オープニング映画『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督、出演のレイフ・ファインズ、トニー・レヴォロリ、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン、エドワード・ノートン、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブレム、シアーシャ・ローナン、プロデューサーのジェレミー・ドーソンが会見に勢ぞろいした。
舞台となるかわいらしいピンク色のホテルの一歩中に入れば、強烈なキャラクターが続々登場し、あっという間にアンダーソン・ワールドに引き込まれる本作。会見で居並んだのは、新人のトニー以外は主役級のスター。劇中にはジュード・ロウ、オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、レア・セドゥ、ハーヴェイ・カイテルらも顔を見せる豪華さだ。
アンダーソン監督作品の常連であるビルは「もう(アンダーソン監督との)ロマンスは終わったよ」とコメントし、これだけ豪華な作品に仕上げられた理由は俳優陣が「長時間労働と低賃金」を課せられたからだと語って笑わせた。
レイフ演じる、滞在老婦人たちのお相手をして、お得意様をつかんでいる接客責任者と、トニー演じるベルボーイの冒険を、冗談のような展開で描いた本作。会見も作品同様リラックスムードのジョークが飛び交うものとなった。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』は6月全国公開
第64回ベルリン国際映画祭は16日まで開催