ハリウッド実写版『AKIRA』が製作再開へ!日本での撮影も視野に!
大友克洋の人気作品『AKIRA』のハリウッド実写版映画の製作が再開されることが明らかになった。同作は米ワーナー・ブラザースの下、数年前から企画が進められていたが、何度にもわたって監督が交代しており、一時棚上げになっていた。
製作中断前に就任が発表されていたのは、『エスター』『アンノウン』などで知られるスペイン出身のジャウマ・コレット=セラ監督。映画情報サイトWE GOT THIS COVEREDのインタビューで、セラ監督は製作再開に言及すると「スタジオも今はやる気になっている。僕は約2年前に一度プロジェクトからは身を引いたけれど、スタジオは『この映画をやるためには君が必要なんだ』と僕が戻ってくるのを待っていてくれた。今は脚本に取り掛かっているところだ」と明かした。
また、セラ監督は「製作中断の原因は脚本だった。僕たちには、予算に合った脚本が必要だとわかっていた」と説明。一部報道によると、同作の予算は6,000万ドル~7,000万ドル(約60億円~約70億円)だったが、以前の脚本では約9,000万ドル(約90億円)が必要だと推定されていた。(1ドル100円計算)
「僕は日本に行って、そこで撮影したいと思っているんだ!」とセラ監督。別の映画情報サイトColliderのインタビューでも「今は『AKIRA』に集中しているよ。これが次の作品になればいいと思っている」と同作のプロジェクトに再び着手していることを明かしている。
『AKIRA』は大友克洋が発表した漫画、ならびに同作を原作にしたアニメーション映画。近未来の東京を舞台に、超能力を持った少年・アキラをめぐる攻防が描かれている。(編集部・福田麗)