ディカプリオ初受賞ならず!主演男優賞は21キロ減量のマシュー・マコノヒー
第86回アカデミー賞
現地時間2日、第86回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスで行われ、映画『ダラス・バイヤーズクラブ』で21キロも減量し、エイズ患者という難役に挑んだマシュー・マコノヒーが、オスカー初ノミネートにして主演男優賞に輝いた。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で通算4度目のノミネートを果たし、初受賞に期待がかかっていたレオナルド・ディカプリオは惜しくも受賞を逃した。
マシューが21キロ減!『ダラス・バイヤーズクラブ』写真ギャラリー
『ダラス・バイヤーズクラブ』は、1980年代当時無認可だったエイズ代替治療薬を密売し、アメリカのエイズ患者が特効薬を手に入れられるよう奔走した実在のカウボーイを描いた人間ドラマ。以前は『10日間で男を上手にフル方法』のようなラブコメなどの印象が強かったマシューだが、近年は本作をはじめ『ペーパーボーイ 真夏の引力』『MUD -マッド-』といった作品で演技派としての顔を見せている。
ステージに上がったマシューは「約6,000名のアカデミー会員の皆さん、ありがとう。(共演の)ジャレッド・レトーとジェニファー・ガーナーたちにも感謝します」とあいさつ。さらに「母は自分自身を尊敬することの大切さを教えてくれました。25歳のときにわたしは自分にとってのヒーローは誰かと考え、それは10年先の自分だと思いました。常にそれを追い掛けています」とスピーチした。
今年、同部門にはほかに『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベイル、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』のブルース・ダーン、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーがノミネートされていた。(編集部・中山雄一朗)
第86回アカデミー賞授賞式は、3月3日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継(夜9時よりリピート放送)