鈴木亮平、流ちょうな英語スピーチに外国人記者が歓声!
俳優の鈴木亮平が7日、有楽町の日本外国特派員協会で行われた映画『TOKYO TRIBE』の記者会見で、留学仕込みの英語を披露し、外国人記者から歓声を集めた。この日は共演者のYOUNG DAIS、清野菜名、園子温監督らも出席した。
鬼才・園監督が井上三太の人気コミック「TOKYO TRIBE2」を実写化した本作。外国人記者の間でも園監督の人気は絶大なようで、試写会後には、大きな拍手と口笛の歓迎を受けた。その後、司会者から「園監督はいろいろな評判やうわさがある人ですが、実際に一緒に仕事をしてみてどう?」と質問された鈴木は「I am big fan of Sono-san…」と英語で返答し、園監督は「英語で返すの?」とビックリ。さらに鈴木は「何か問題でも?」と英語で続ける。
その後も鈴木は、高校時代にアメリカ留学で習得したという英語で全ての質問に返答。園監督もそんな鈴木の姿に「すごいね……」と感心しきり。この日は、本作の海外輸出向けに英語字幕を担当したドン・ブラウン氏が通訳を担当していたが、鈴木のスピーチを受けて、「(鈴木の言葉を)僕が日本語に訳してもいいけど、(日本人が話したことを)日本語に訳すのっておかしくない?」と指摘し、「あ、そっか」という言葉とともに、日本語で改めて発言を言い直した鈴木の丁寧な対応に、会場は笑いに包まれた。
ラップでセリフをつむぎ出すというユニークな本作の構成は、外国人記者にとっても興味の対象だったようで、「どうやって歌詞を作ったのか」「ラップはアドリブなのか?」「ラッパーとのコラボはどうだった?」といった質問が次々と寄せられた。
そんな中でも、特に外国人が関心を寄せたのが、ブッバ役の竹内力の存在。「彼はとてもクレイジーだ。あの演技は演出なのか、それとも自由に演じさせたのか?」という質問に、園監督が「彼はもともとナチュラルであんな声をしているのです。基本的には今回、彼の中でもマックスでモンスター的な芝居をしてほしかった」と語ると、鈴木が「普段、演技をしていないときはとても優しい人。誤解をしないように」と付け加え、会場を沸かせた。(取材・文:壬生智裕)
映画『TOKYO TRIBE』は8月30日より全国公開