ダン、アンヌ、アマギ！ウルトラセブンのスタッフキャスト登場！樋口真嗣もガチガチ

　現在開催中の第27回東京国際映画祭の会場となったTOHOシネマズ日本橋で26日、「『ウルトラセブン』HDリマスター2.0 ～円谷プロ特撮への誘い！～」ブルーレイBOX発売記念ジャパンプレミアが行われ、森次晃嗣、ひし美ゆり子、古谷敏、満田かずほ監督ら当時のスタッフ・キャスト、そして熱狂的なウルトラセブンファンの樋口真嗣監督らが来場した。

ダン、アンヌら、ウルトラセブンのスタッフキャスト登場に　画像ギャラリー

　東京国際映画祭と円谷プロダクションのコラボレーション企画となる本プログラム。この日は、新規リマスターで超高画質となった「ウルトラセブン」から、人気ロボット怪獣キングジョーが登場する「ウルトラ警備隊西へ」前後編の2話を大スクリーンで上映するという貴重な機会となり、チケットは早々に完売。ファンの熱気が充満する会場に、ひとりステージに登場した樋口は、「控室に本物がいて、お話をしたいんですけど、できない。自分にとっては神なんで。緊張しますね」といつになくガチガチ。

　そこに、モロボシ・ダン役の森次、アンヌ役のひし美、アマギ役の古谷、そして満田監督ら往年のスタッフ・キャストが登場すると会場は大盛り上がり。「ウルトラ警備隊西へ」は、神戸ロケが特徴となっているが、「スポンサーの武田薬品の本社も工場も関西にあって、キャンペーンのひとつとして地元でロケをすることになった。ただ、せっかくのロケなので、夜は飲み会にしたいということで、脚本家（金城哲夫）に頼んで夜のシーンはなくしてもらった」と明かす満田監督の言葉に会場は大笑い。

　さらに樋口が「子供の頃に引っかかっていたのが、アンヌ隊員の髪が（『ウルトラ警備隊西へ』の中で）ロングヘアになったり、ショートヘアになったりしていたこと。普通のドラマだと許されないですよね」と語ると、「女性はウィッグで髪型を変えるだろうと思ってね」と満田監督。それを受けたひし美は「あれ、自前ですよ。1本分のギャラですよ。高かったんですから」とふくれっ面。それに対して満田監督が「ヘアメイクが用意しますからと言っていたので、最近までアンヌが自前で用意していたとは知らなかった。あれは最終回に髪をたなびかせたかった。それで髪を伸ばしてちょうだいと言ったんです」とその裏側を明かした。（取材・文：壬生智裕）

「ウルトラセブン」ブルーレイBOX（全2巻）はBOX1が11月21日に、BOX2が2015年1月28日に発売