『セッション』J・K・シモンズが助演男優賞!名バイプレーヤーが初ノミネートで初受賞
第87回アカデミー賞
現地時間22日、第87回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、映画『セッション』のJ・K・シモンズが助演男優賞を受賞した。『スパイダーマン』の編集長役などで知られる名バイプレーヤーは60歳にしてアカデミー賞初ノミネートを果たし、見事栄冠に輝いた。
『セッション』(デイミアン・チャゼル監督)は、世界的ジャズドラマーを目指すニーマン(マイルズ・テラー)と鬼教師フレッチャー(シモンズ)の究極の師弟関係を描いた衝撃作。常人には理解できない完璧さを求め、教え子を肉体的にも精神的にも追い詰めていくフレッチャーを鬼気迫る演技で体現したシモンズは、第72回ゴールデン・グローブ賞、第68回英国アカデミー賞をはじめ世界の賞レースを独走しており、オスカー最有力と目されていた。
シモンズはスピーチでは明るいブルーの目を輝かせながら「ありがとうございます。あらゆる人に感謝しています」と妻、子供たちに感謝すると、中継を観ている視聴者に向かって「お母さん、お父さんに電話してください。あなたがラッキーで親が存命であれば、彼らに電話してください。メールじゃないですよ。電話してくださいね」と呼び掛け拍手喝采を浴びた。(編集部・市川遥)
第87回アカデミー賞授賞式は、2月23日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継中