『ワイルド・スピード』最新作、シリーズ最高成績で首位に!ほかの作品寄せ付けず
全米ボックスオフィス考
先週末(4月10日~4月12日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『ワイルド・スピード』シリーズの最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』が、興行収入5,958万5,930ドル(約71億5,031万1,600円)を稼ぎ出し、2週連続で首位を獲得した。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル120円計算)
『ワイルド・スピード SKY MISSION』フォトギャラリー
前週と比べると60%近くダウンした結果となったが、2位以下に4,105万ドル(約49億2,600万円)以上の大差をつけ圧倒。これにより累計全米興収は2億5,151万6,400(約301億8,196万8,000円)となり、シリーズ最高成績を収めていた前作『ワイルド・スピード EURO MISSION』の全米興収・2億3,867万9,850ドル(約286億4,158万2,000円)を軽く突破。最終興行成績は少なくとも3億5,000万ドル(約420億円)になるとみられている。主演のヴィン・ディーゼルはVarietyに「アカデミー賞作品賞も獲得できる」と豪語するほどその出来に満足している様子を見せているほか、すでに続編の構想があることも明かしている。
2位には公開3週目となったドリームワークス・アニメーションの新作『ホーム(原題) / Home』が1,853万2,280ドル(約22億2,387万3,600円)でランクイン。同スタジオの大ヒット作『クルードさんちのはじめての冒険』『ヒックとドラゴン2(仮題)』などに続く最終興行成績を収めることが期待されている。
ニコラス・スパークスの小説をクリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド主演で映画化した『ザ・ロンゲスト・ライド(原題) / The Longest Ride』は、興収1,301万9,686ドル(15億6,236万2,320円)とまずまずの成績で初登場3位に。ニコラス原作の作品としては『最後の初恋』『きみに読む物語』などに並ぶオープニング興収となり、安定の結果となった様子。
そのほか急上昇作品として注目したいのは、9位に入った映画『ダニー・コリンズ(原題)/ Danny Collins』。同作ではアル・パチーノ演じる老いたロックスターが、40年前にジョン・レノンからもらった手紙をきっかけに奮起するさまが描かれる。公開初週は上映館の少なさから39位スタートという結果だったが、徐々に上映館を増やし25位、17位と順位が上昇。そしてついに公開4週目にもかかわらず、トップ10入りを果たした。
今週末は、全米大ヒットコメディー『モール★コップ』の続編『Paul Blart: Mall Cop 2』などが公開される。(編集部・井本早紀)
4月10日~4月12日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ワイルド・スピード SKY MISSION』
2(2)『ホーム(原題) / Home』
3(初)『ザ・ロンゲスト・ライド(原題) / The Longest Ride』
4(3)『ゲット・ハード(原題) / Get Hard』
5(4)『シンデレラ』
6(5)『ダイバージェント・シリーズ:インサージェント(原題)』
7(7)『ウーマン・イン・ゴールド(原題) / Woman In Gold』
8(6)『イット・フォロウズ(原題) / It Follows』
9(17)『ダニー・コリンズ(原題)/ Danny Collins』
10(14)『ワイル・ウィーアー・ヤング(原題) / While We're Young』