ドウェイン・ジョンソン主演の地震映画が首位デビュー!ディズニー『トゥモローランド』を破る
全米ボックスオフィス考
先週末(5月29日~5月31日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ドウェイン・ジョンソン主演の地震映画『カリフォルニア・ダウン』が興行収入5,458万8,173ドル(約65億5,058万760円)を稼ぎ出し、前回初登場1位を記録したディズニー映画『トゥモローランド』を破って首位デビューを果たした。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル120円計算)
『カリフォルニア・ダウン』は、サン・アンドレアス断層が通るカリフォルニアを舞台にしたパニックアクション。ドウェインが数々のスタントに挑んだほか、大地震によるゴールデンゲートブリッジの崩壊からフーバーダムの決壊まで大迫力で映し出し、興収5,458万8,173ドルという予想を大きく上回る大ヒットを記録している。
大ヒットの要因としては、全体の44パーセントが3Dでの鑑賞となったこと、配給の米ワーナー・ブラザースがドウェインをフィーチャーした宣伝を行い、ドウェインもそれに積極的に貢献したこと、『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』でもドウェインとタッグを組んでヒットに導いたブラッド・ペイトン監督の作品であることなどが挙げられている。口コミでの評価も高く、今後も数字を伸ばしていきそうだ。
ガールズアカペラ部を舞台にしたヒット作の続編『ピッチ・パーフェクト 2(原題) / Pitch Perfect 2』は興収1,482万3,140ドル(約17億7,877万6,800円)で2位をキープ。一方で前回初登場1位の『トゥモローランド』は前週比56.7%ダウンの1,430万3,679ドル(約17億1,644万1,480円)で3位となってしまった。
また、『幸せへのキセキ』のキャメロン・クロウ監督の新作『アロハ(原題) / Aloha』も興収967万235円(約11億6,042万8,200円)で6位デビューと振るわず。ハワイを舞台に、ブラッドリー・クーパーふんする軍事関係の請負業者ブライアン、彼が恋に落ちる空軍のパイロット(エマ・ストーン)、ブライアンの元カノ(レイチェル・マクアダムス)の姿を描くロマンチックなコメディードラマだ。
今週は、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」の映画版『アントラージュ(原題) / Entourage』、大ヒットホラー『インシディアス』第3弾、メリッサ・マッカーシー、ジェイソン・ステイサム、ジュード・ロウ共演のコメディー『スパイ(原題) / Spy』などが公開される。(編集部・市川遥)
5月29日~5月31日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『カリフォルニア・ダウン』
2(2)『ピッチ・パーフェクト 2(原題) / Pitch Perfect 2』
3(1)『トゥモローランド』
4(3)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
5(5)『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
6(初)『アロハ(原題) / Aloha』
7(4)『ポルターガイスト(原題) / Poltergeist』
8(7)『ファー・フロム・ザ・マディング・クラウド(原題) / Far from the Madding Crowd』
9(6)『ホット・パースート(原題) / Hot Pursuit』
10(10)『ホーム(原題) / Home』