『モンスター・ホテル2』が首位デビュー!アン・ハサウェイ新作は2位スタート
全米ボックスオフィス考
先週末(9月25日~9月27日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、コメディー俳優アダム・サンドラーらが声優を担当する、ファンタジーアニメ『モンスター・ホテル』の続編『ホテル・トランシルバニア 2(原題) / Hotel Transylvania 2』が興行収入4,846万4,322ドル(約58億1,571万8,640円)で首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)
同続編のオープニング興収は、前作『モンスター・ホテル』(2012)の興収(4,252万2,194ドル・約51億266万3,280円)を上回り、歴代9月の週末オープニング興収ランキング第1位となる好成績を記録。アダムに加え、歌手のセレーナ・ゴメス、個性派俳優のスティーヴ・ブシェミなどが前作に引き続き、声優を務めた。
続編は前作から7年後のモンスター・ホテルを舞台に、人間のジョナサンと、ドラキュラの娘メイヴィスの間に、ドラキュラの能力を持っていないデニスという名の男児が誕生し、それを心配したデニスの祖父にあたるドラキュラがあることを計画したことで繰り広げられる大騒動を描く。
そして、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが共演を果たし、年齢・性別・地位も違う男女が徐々に友情を育んでいく過程を描くヒューマンドラマ『マイ・インターン』は、興収1,772万8,313ドル(約21億2,739万7,560円)で初登場2位。メガホンを取ったのは、『ハート・オブ・ウーマン』『恋するベーカリー』などで知られるナンシー・マイヤーズ監督。
そのほかに初登場を果たした、『ホステル』シリーズなどで知られるイーライ・ロス監督の食人ホラー『グリーン・インフェルノ』は、興収352万626ドル(約4億2,247万5,120円)で9位にランクイン。インディペンデント映画でありながら、大健闘を見せた本作は、人間を食する風習が残るアマゾンの奥地で若者たちを襲う、おぞましい世界を徹底的に描き出す。
今週末は、『グラディエーター』のリドリー・スコットがメガホンを取り、『ボーン』シリーズのマット・デイモンが火星に取り残された宇宙飛行士を演じるSFアドベンチャー『オデッセイ』が公開されるほか、『フォレスト・ガンプ/一期一会』などのロバート・ゼメキス監督、『ダークナイト ライジング』のジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の『ザ・ウォーク』がIMAXなどの大きなフォーマットでのみ上映開始される。(編集部・石神恵美子)
9月25日~9月27日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ホテル・トランシルバニア 2(原題) / Hotel Transylvania 2』
2(初)『マイ・インターン』
3(1)『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』
4(5)『エベレスト 3D』
5(2)『ブラック・スキャンダル』
6(3)『ヴィジット』
7(4)『ザ・パーフェクト・ガイ(原題) / The Perfect Guy』
8(6)『ウォー・ルーム(原題) / War Room』
9(初)『グリーン・インフェルノ』
10(25)『シカリオ(原題) / Sicario』