『スター・ウォーズ』最速16日で興収7億ドル突破!『アバター』でも72日かかったのに!
全米ボックスオフィス考
先週末(1月1日~1月3日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が興行収入9,024万1,673ドル(約108億2,900万760円)で3週連続となる首位に輝いた。累計興収は7億4,220万8,942ドル(約890億6,507万3,040円)に達し、早くも『タイタニック』(累計興収6億5,867万2,302ドル・約790億4,067万6,240円)を抜いて累計興収ランキング歴代2位に躍り出た。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)
また、『フォースの覚醒』が興収7億ドル(約840億円)を突破したのは公開から16日目のこと。これまでの最速だった『アバター』の72日目という記録を大幅に更新する快挙となった。このままいけば、累計興収ランキングでも今週中には歴代1位の『アバター』(累計興収7億6,050万7,625ドル・約912億6,091万5,000円)を抜くことになる。
2週連続の2位となったのは、マーク・ウォールバーグ&ウィル・フェレル共演のコメディー『ダディーズ・ホーム(原題) / Daddy's Home』。良い父親になろうとするも報われないダサい継父(ウィル)とそこへ戻ってきたワイルドな実父(マーク)とが、子供たちの愛情をかけて張り合うさまを描く。2週目の興収は2,920万5,583ドル(約35億466万9,960円)で、累計ではすでに製作費の2倍弱となる興収を積み上げるヒットとなっている。公開3週目のティナ・フェイ&エイミー・ポーラー共演のコメディー『シスターズ(原題) / Sisters』も前回に続き4位キープで、コメディー作品が強さを見せている。
拡大公開され、前回の10位から3位までランクアップしたのはクエンティン・タランティーノ監督の『ヘイトフル・エイト』。興収は1,570万6,645ドル(約18億8,479万7,400円)。吹雪のため山の上のロッジに足止めされて一夜を共にすることになったワケありの男女8人、そしてそこで起こる密室殺人を描いたウエスタン仕立てのミステリーだ。
今週末は、「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのナタリー・ドーマー主演ホラー『ザ・フォレスト(原題) / The Forest』が公開されるほか、4館のみでの限定公開だった、レオナルド・ディカプリオとアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督のタッグ作『レヴェナント:蘇えりし者』が拡大公開される。(編集部・市川遥)
1月1日~1月3日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
2(2)『ダディーズ・ホーム(原題) / Daddy's Home』
3(10)『ヘイトフル・エイト』
4(4)『シスターズ(原題) / Sisters』
5(5)『アルビン・アンド・ザ・チップマンクス・ザ・ロード・チップ(原題) / Alvin and the Chipmunks: The Road Chip』
6(3)『ジョイ(原題)』
7(6)『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
8(7)『コンカッション(原題)』
9(8)『X-ミッション』
10(9)『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』