マット・デイモン『オデッセイ』が『スター・ウォーズ』V6阻止し初登場1位!
週間レンタルランキング
6月6日付のTSUTAYAレンタルDVD/ブルーレイランキングは、マット・デイモン主演の『オデッセイ』が初登場で首位を獲得。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の連続首位記録は5週でストップした。
本作は、『エイリアン』『グラディエーター』などを手掛けた巨匠リドリー・スコット監督によるSFアドベンチャー。火星探査ミッションを遂行中だった6人の宇宙飛行士の1人マーク・ワトニー(マット・デイモン)は、猛烈な嵐に巻き込まれ死んだものと判断され、残りの5人は地球への帰路に就く。だが、マークは奇跡的に生きていた。人工居住施設に残された食料、酸素、水はわずか。しかも地球への通信手段もない。生き残りを懸けて、たった独りで絶望的な状況に立ち向かう姿を描く。
初登場の『ザ・ガンマン』が10位にランクイン。ショーン・ペンが主演のほか、脚本とプロデューサーも兼ねたアクション映画だ。アフリカ・コンゴ共和国で鉱山の利権に絡む大臣暗殺という極秘任務を遂行した特殊部隊の傭兵ジム(ショーン・ペン)。特殊部隊と顧客の橋渡し役であるフェリックス(ハビエル・バルデム)の命令でやむなく恋人を置いて国外へ姿を消し、ひっそりと生きていた。だがある日、何者かに命を狙われ、さらに暗殺作戦に参加した仲間たちが次々と殺されていることを知ったジムは、敵の正体を暴くため戦いに挑んでいく。監督は『96時間』のピエール・モレル。
そのほか11位以下で注目は、16位の『杉原千畝 スギハラチウネ』。第2次世界大戦時、ナチスに迫害された6,000人ものユダヤ難民にビザを発給して命を救った外交官・杉原千畝の半生を唐沢寿明主演で映画化。1939年、杉原がリトアニアの日本領事館に赴任する中、第二次世界大戦が勃発。ナチスに迫害され国を追われた多くのユダヤ難民が日本領事館へビザを求めて押し寄せるが、日本政府の了承が得られない。そんな中、杉原は政府の許可を待たず、独断でビザを発給することを決断する……。来週のトップ10入りに期待したい。
今週のランキングは以下の通り(カッコ内は先週の順位)
1位『オデッセイ』(初登場)
2位『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(1位)
3位『劇場版 MOZU』(2位)
4位『白鯨との闘い』(3位)
5位『007 スペクター』(4位)
6位『俺物語!!』(5位)
7位『ブリッジ・オブ・スパイ』(6位)
8位『ギャラクシー街道』(7位)
9位『バケモノの子』(9位)
10位『ザ・ガンマン』(初登場)
今週は8日に『ブラック・スキャンダル』『ザ・ウォーク』『orange-オレンジ-』がレンタル開始となる。これらの順位と共に『オデッセイ』が2週連続首位獲得なるかに注目したい。(取材・文:相良智弘)