ハリポタ作者の新作、第2章無料公開!アメリカ魔法学校に迫る!
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(日本公開11月23日)につながる、『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J・K・ローリングが新たに書き下ろした新作「北アメリカ大陸の魔法界」の第2章「イルヴァーモーニー魔法魔術学校」の無料配信が、本日からローリングのホームページである「ポッターモア」(Pottermore.com)でスタートした。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で描かれる時代や場所、出来事の起源を示唆するものでありながら、今まで語られることのなかった北アメリカの魔法界に迫る「北アメリカ大陸の魔法界」。第1章の「北アメリカの魔法界の歴史」は3月に配信され、大反響を呼んだ。そしてこの度配信が開始された第2章「イルヴァーモーニー魔法魔術学校」では、アメリカの魔法使いたちが通った魔法学校「イルヴァーモーニー」に焦点があてられている。
かの有名なホグワーツ魔法魔術学校を始め、世界中に点在している魔法学校。一人の魔女とノーマジ(非魔法族、アメリカでのマグルの呼び名)によって設立されたイルヴァーモーニー魔法魔術学校が、いかにして世界で最も非エリート主義で民主主義的な学校となったのか、その起源が明らかになる。
イゾルトという名の一人の若いアイルランド人少女が、叔母であるゴームレイス・ゴーントに連れ去られ、逃亡ののち17世紀のアメリカで新生活をスタート。イゾルトがアメリカで出会った魔法動物やクリーチャー、そして彼女が助けた二人の孤児の魔法使いとの出会いがイルヴァーモーニー設立につながり、ホグワーツに並ぶアメリカの魔法学校となりえた秘密が紐解かれる。さらには、「ハリー・ポッター」シリーズにおいて重要なアイテムだった杖が、どのようにアメリカで作られ始めたのか、また有名な魔法使いの杖が海を越えてイルヴァーモーニーの歴史にかかわることになったかにも迫っている。
そして第2章の配信に加え、「ポッターモア」では、ローリングが準備した質問に答えることで、イルヴァーモーニーの4つの寮から、自分に合った寮が言い渡される「組分けの儀式」も体験できる。ファンなら見逃せない情報が盛りだくさんだ。
ローリングが脚本に初参加した新作映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、『リリーのすべて』などのエディ・レッドメイン演じる主人公ニュート・スキャマンダーが、魔法動物たちが詰まったトランクを手にイギリスからアメリカ・ニューヨークに渡るも、そのうち数匹を逃がしてしまったことから始まる大騒動が描かれる。(編集部・石神恵美子)