『スタトレ』新作、不時着したスポック&ボーンズコンビはどうなる!?
映画『ジャッジ・ドレッド』の俳優カール・アーバンが、J・J・エイブラムス製作の新作『スター・トレック BEYOND』(10月21日日本公開)について、7月18日(現地時間)ニューヨーク開催のAOLのイベントで語った。
【動画】カール・アーバン出演『スター・トレック BEYOND』
本作は、カーク艦長(クリス・パイン)率いるU.S.S. エンタープライズが宇宙を航行中にエイリアンの襲撃を受け、乗組員たちは命からがら未踏の惑星に別々に不時着し脱出を試みたが、容赦ないエイリアンの攻撃が迫ってくるというストーリー。今作からJ・J・エイブラムスに代わって、映画『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン監督がメガホンを取った。
リン監督についてアーバンは「彼は長年『スター・トレック』シリーズのファンで、キャラクターもしっかり把握していて、心情と情熱を映画内に注ぎ込み、さらにアクション映画であっても繊細なストーリーを盛り込んだ。そのため、僕もローラーコースターに乗っているような感覚で(出演を)楽しめた」と語り、さらに「当初はJ・J・エイブラムスが監督しないことで、われわれ俳優陣も多少は懸念していたが、すぐにジャスティンに心をつかまれたし、セットでは彼が最も一生懸命仕事をしていた」と称賛した。
アーバンが演じるレナード・“ボーンズ”・マッコイについて「僕のキャラ、ボーンズとスポックは、未踏の惑星になんとか(脱出船を)胴体着陸させるが、スポックは致命的な怪我をしてしまう。だが、ボーンズはろくな医療器具もない状況でスポックを生かさなければいけなくなる。そのため二人は、エイリアンに捕らわれることを避けながら、お互いを頼りに生き残っていかなければいけない。そんな状況下にもかかわらず二人は(前作のように)言い争い続けている(笑)」と明かした。
また、『スター・トレック』シリーズの魅力について「『スター・トレック』が今でも人気があり、シリーズが継続できているのは、人類のビジョンをポジティブに提示しているからだ。人類同士の対立を超えて、希望を持って楽観的に将来を見つめている。(現在)人種、宗教、性的な問題で人間同士がいがみ合う中で、『スター・トレック』は乗組員がまとまって、宇宙を探索している。それは、彼ら(乗組員)のようになりたいと、観客に思わせてくれる素晴らしいアイデアなんだ」と語り、作品への自信をのぞかせた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)