「24」ジャック・バウアーの物語に終わりはあるのか?製作陣も終結を希望
コミコン2016
大ヒット海外ドラマ「24 TWENTY FOUR」の新シリーズ「24:レガシー(原題) / 24: Legacy」のパネルディスカションが、米サンディエゴで開催されたコミコン・インターナショナルで行われ、主要キャストと共に登壇した製作陣が、前シリーズの主人公ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)の物語について言及した。
「24:レガシー(原題)」は、「24 TWENTY FOUR」と同じフォーマット用いて、全く別のキャラクターの活躍を追った新作ドラマ。大規模テロにまつわる陰謀に巻き込まれたアメリカ軍人エリック・カーターが、CTUと共に事件解決に奔走する。
パネルにはエリック役のコーリー・ホーキンズのほか、ジミー・スミッツ、ミランダ・オットーら主要キャストと、プロデューサーのハワード・ゴードン、マニー・コト、エヴァン・カッツが出席。本編クリップも公開され、「24 TWENTY FOUR」を彷彿させる緊迫感あふれるアクションに喝采が送られた。
しかし、パネル会場に集まったファンにとっては、ジャックの安否も気になるところ。ジャック登場を望むファンの質問にマニーは「僕ら全員が、『24 TWENTY FOUR』の物語に決着をつけたいと思ってる。あのシリーズのキャラクターたちを愛しているしね」と語る一方、「でも今は考えていない。まずは『レガシー』に注力しているんだ」と断言。エヴァンが「ジャックは今ごろ、ロシアの刑務所でひどい目に遭っているだろうね」と前作「24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ」に絡めた回答で周囲の笑いを誘った。
そのジャックから主人公の座を受け継ぐコーリーは、「ジャックとの違いは彼が軍人というところだ。交戦協定からはずれた決断を下すことになれていないのさ」と二人の違いを説明。「シーズンを通じて、道義をはずれた決断を下さなくてはならなくなるだろうね」と続けた。
そこで司会者が、ジャックのキメ台詞「クソッ!」(Damn it)を口にすることになるのか質問。「多分、言うことになると思うよ」と語ったコーリーは「なんせ、長い1日だからね」と笑みを浮かべた。(編集部・入倉功一)