桑田佳祐、映画主題歌8年ぶり!直筆で伝えたウッチャン男泣き
内村光良が初めて原作・脚本・監督、そして Hey! Say! JUMPの知念侑李と共にW主演を務めた映画『金メダル男』の主題歌に桑田佳祐の最新曲「君への手紙」が決定した。桑田がソロ名義で映画に主題歌を提供するのは『闇の子供たち』(2008)の「現代東京奇譚」以来、実に8年ぶり。
日本中が東京オリンピックに熱狂した1964年に生まれた主人公・秋田泉一(内村、青年期を知念)が、幼い頃に徒競走で一等賞の金メダルを獲得したことを機に、“金メダル男”として世の中のあらゆる一等賞を目指し続けるさまを追う本作。
「中学2年の時から現在までサザンオールスターズ、桑田さんはずっとずっと特別な存在です。自分の人生の節目には いつもサザンの、桑田さんの歌声がありました。そしてこれからも」と桑田への熱い思いを切り出したウッチャンこと内村監督。「映画の主人公・秋田泉一の生き様を歌い上げてもらうには桑田さんしかいない、そう勝手に思いこんでダメもとでお願いしました」。そう語り、映画の元になった舞台のDVDや未完成の映画のDVDと共に直筆の手紙を添えて送ったことを明かす。
それに対し、桑田からの返事が書き下ろし楽曲「君への手紙」として届いたという。その曲を聴いた内村監督は男泣き。「自分にとって一生の曲となりました。多くの方にこの曲を聴いて頂きたい心の底からそう願っています」と感謝を伝えた。桑田の作り上げた主題歌は、美しいバラードのメロディーに、内村と知念が二人一役で演じた、とことん一等賞を目指す主人公をはじめ、夢追う者への人生賛歌ともいうべき曲に仕上がっている。
一方の桑田も、「(映画の)最後は不覚にも泣けました。その根底には、御家族や共演者を見守る、とても温かく誠実なウッチャンの目線が感じられ、御自身の自己戯画的な描き方は、まさに久しぶりの『社長漫遊記』や『無責任』シリーズと居並ぶ、喜劇の傑作だと思いました」と太鼓判を押した。(編集部・石神恵美子)
映画『金メダル男』は10月22日より全国公開