米副大統領、本人役でドラマ出演!
米副大統領ジョー・バイデンが、テレビドラマ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」にゲスト出演するという。
バイデン副大統領が登場するのは第18シーズンの第2エピソードで自分自身を演じるとのこと。米全土でレイプキット(加害者を特定するための証拠収集キット)が未処理のまま山積みになっている問題についてオリビア・ベンソン(マリスカ・ハージティ)率いる性犯罪特捜班が取り組んだことを称賛する記者会見を行うという。
マリスカとバイデン副大統領は実際にこの問題に取り組んでおり、米国女性サミットでスピーチを行っている。また、マリスカは先週の民主党全国委員会でバイデン副大統領を紹介するビデオのナレーターも務めている。
「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」のエグゼクティブプロデューサー、ジュリー・マーティンはマリスカとバイデン副大統領の撮影時の写真をツイートし、彼のおかげで番組で役に立つことをやっているのだと感じられたとつぶやいている。
Alternet.orgなどによると、2014年に米司法省が発表した未処理のレイプキットの数は推定40万件だったという。1件当たりのDNA検査費用が約1,000ドル(約10万円)かかることで、小さな市にとっては大きな負担となり、未処理のまま廃棄されてしまうことも多いらしい。この問題に焦点が当てられるようになってから、積極的にDNA検査に取り組んだ州などでは、犯人を特定し、数百件の起訴につながったとの報告もあるという。同ドラマのエピソードがさらなる影響を与えることが期待される。(澤田理沙)