「GANTZ」奥浩哉、CGの山咲杏にぞっこん!
第73回ベネチア国際映画祭
漫画家の奥浩哉が4日、渋谷で行われた『GANTZ:O』公開記念イベント「GANTZ:O NIGHT ~@hiroya_oku SHIBUYA Mission~」に設置された黒い球体「ガンツ」に“転送”され、ファンとの交流を楽しむ中、同作のヒロインにほれぼれし、何度も見直したことなどを明かした。
奥の人気コミックをフル3DCGアニメーションで再始動させた『GANTZ:O』の公開を記念して、この日は抽選で限定60人のファンを招待した超プレミアムなイベントを実施。ファンが「見せすぎだろ……」と驚くほどに、秘蔵映像やマニアックな内容のトークを放出した濃厚イベントが展開された。さらに第73回ベネチア国際映画祭出品、主題歌にドレスコーズが起用されたことなどもあわせて発表された。
そしてイベント中盤では、黒い球体に原作者である奥の顔が、劇中に登場する“田中星人”風に浮かび上がり、奥がイベント会場に“転送”されるという仕掛けも。思わずクスクス笑いが漏れた会場のファンに向けて、「今は仕事場にいます。(皆さんの様子も)見えていますよ」と呼びかけ、さらに“転送”された気分は「すこぶるいいですね」とご機嫌な様子だった。
続けて、川村泰監督や、山咲杏の“中の人”こと モーションキャプチャーパフォーマーの桂亜沙美らとともに『GANTZ:O』関連のトークをスタート。まずは奥たっての希望により、主人公の加藤と杏が出会うシーンの映像を特別に先行上映。主人公の加藤をちゃかすような杏の動きにファンの間からも「カワイイ……」という声が続出。奥も「全体的にすごくいいんですけど、もう原作者の僕でも萌え~とほれちゃうくらいだったので。何回も見直しています」とすっかりお気に入りの様子。
さらに桂が「わたしはもともとレイカちゃんの役でオーディションを受けたんですけど、わたしは杏ちゃんと同じ関西人だし、わたしも子どもがいるので、監督に杏ちゃんのセリフを覚えたんでやってもいいですかとやらせていただいて、こういうご縁になったんです」と述懐すると、川村監督も「レイカというよりも、むしろ杏の演技がすごいハマっていて。むしろこの人だと思って」と振り返った。
今回の3DCGアニメーション化について「正直言うとちょっと不安があって。その辺は危惧していました」と語る奥は、「でも今回は僕が何も言わなくてもちゃんと理想の形になっていたので、すごく驚きました」と太鼓判。大盛り上がりのうちにイベントは幕を下ろした。(取材・文:壬生智裕)
『GANTZ:O』は10月14日より全国公開