EXILE黎明期の“伝説の0人ライブ”USAが振り返る
EXILEのUSAが9日、都内で行われたバズ・ラーマン監督による動画配信サービスNetflixのオリジナルドラマ「ゲットダウン」のジャパンプレミアにモデルのエリー・ローズ、佐原モニカと出席。音楽やダンスに明け暮れる若者たちの姿を描いた本作に自身の若き日をだぶらせて思い出を語る中で、EXILEの前身でもある J Soul Brothers 時代に実際に体験したという“伝説の0人ライブ”を振り返った。
【写真】スタイル良ッ!!エリー・ローズや佐原モニカも出席!「ゲットダウン」ジャパンプレミア
本作のジャパンアンバサダーを務めるUSAは、「めちゃくちゃ面白い。夢に向かう若者たちの姿に、僕がダンスを始めたころの記憶がよみがえってきて感動しました」と絶賛。若き日のUSAも「背伸びしまくり」の若者だったといい、「初めてクラブに行ったときは2個くらいしかステップができないのに、初心者だと思われるのが嫌で。常連みたいな顔でその2個のステップで一晩中踊っていたりした」と感慨深げに明かす。
EXILEの黎明期は「ダンサーがまだ職業としてはあんまり成立していなかった時代」だったという。「歌を歌う人や楽器を弾く人と同じようにダンサーもアーティストなんだということを常に世の中に認められたくて頑張っていた」と熱弁するUSAの話は、次第に若き日のほろ苦い体験談である“伝説の0人ライブ”の話題に。
“0人ライブ”の全容は、あるイベントにゲスト出演した際、ウォーミングアップをしながら出番を待っていると、イベント司会者がUSAたちの出番を忘れ、イベントを終了してしまったというもの。「蛍の光」が流れる中、空っぽの会場でUSAたちはあ然となりつつも、それでも「踊らなきゃ気がすまない」といきり立ったという。今だからこそ、USAは笑顔を見せるが、「本当にお客さんがゼロの空間で、スタッフの人たちが掃除をしている中、怒りのダンスをさく裂させたのを覚えています」と述べていた。
またUSAは「(若き日は)大変なことだらけだった」とポツリ。「最初のころは『ただのバックダンサーでしょう』と言われて笑われてしまったりすることも多かったけど、それを仲間と一緒に心を折らずに頑張って今ここにいます」としみじみと語っていた。(取材・文:名鹿祥史)
Netflixのオリジナルドラマ「ゲットダウン」は8月12日配信開始