『スーサイド・スクワッド』酷評にファン怒り!大手批評サイトの閉鎖を求め署名運動
現地時間5日の全米公開を前に映画『スーサイド・スクワッド』に酷評のレビューが相次いでいることを受け、DCコミックス映画ファンがアメリカの大手批評サイト「ロッテントマト」の閉鎖を求めるオンライン署名運動を行った。
エジプト在住だという同ファンは、署名サイトChange.orgに「『ロッテントマト』は閉鎖される必要があります。なぜなら、批評家たちは拡大していくDCユニバースの映画に不当に悪いレビューを書くからです。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』も『スーサイド・スクワッド』もそうです。実際にはとても素晴らしい映画だったとしても、そのレビューが人々の意見に影響を与えます」と投稿。1日ほどで1万7,615人の賛同者を得た。
確かに「ロッテントマト」では『スーサイド・スクワッド』は31%、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は27%という低い支持率となっているが(日本時間4日正午時点)、同サイトはさまざまな媒体の批評家のレビューを集計するだけ。投稿者もそのことに気付いたようで、その後、今回声を上げた理由を「ただ面白く、自分たちの怒りを表現したかったんです」と釈明し、この署名運動が多くの映画サイトに取り上げられたことで目的は果たせたとしている。
『スーサイド・スクワッド』は、『バットマン』シリーズのジョーカーをはじめとした悪役たちが減刑と引き換えに、危険な任務に挑む部隊“スーサイド・スクワッド”を結成して悪対悪のバトルを繰り広げるアクション映画。メガホンを取ったデヴィッド・エアー監督は、批評家からの評判が思わしくないことを受けてメキシコの革命家エミリアーノ・サパタの「ひざまずいて生きるより、立ったまま死んだほうがいい」という言葉を引用し、「僕はこの映画を愛しているし、信じている。ファンのために作ったんだ。僕の人生で最高の経験だった」とツイートしている。(編集部・市川遥)