ジョーカー俳優、シーン大量カットについてコメント
DCコミックスの悪役たちが集結する映画『スーサイド・スクワッド』(9月10日日本公開)でジョーカーのシーンが大量にカットされていることについて、ジョーカーを演じたジャレッド・レトーが5日(現地時間)に放送された BBC Radio 1 でコメントした。
『バットマン』シリーズきっての人気悪役なだけにジャレッドふんする新ジョーカーが注目を浴びていたが、今作では出演シーンが10分程度しかなく、すでに映画が公開されたアメリカなどではその短さが議論を呼んだ。さらにデヴィッド・エアー監督が編集で削除したシーンが大量にあることを米Colliderに明かし、ジャレッドも「いつか日の目を見ればいいけど。どうなるかわからない」とコメントしていた。
BBCのラジオ番組に登場したジャレッドは、改めてこの件について言及。演技の内容が狂気すぎたから大量カットになったのではなく、「全部のシーンで僕はやりすぎていたのかもしれないね」と振り返り、その理由を「いろんな演技のオプションを提供したかったからだ」と話した。さらにジャレッドは「今回の撮影でもう1本『ジョーカー映画』が作れる程、ジョーカーの映像を撮った」と自信たっぷりに語り、「もし僕が明日死んだら、スタジオが『成人指定』の映画として作ってくれるかもね」と続けた。
撮影中に共演のウィル・スミスが「ジョーカーには会ったけど、ジャレッドとはまだ会っていない」と話すほど、ストイックなまでに自身のキャラクターにのめりこんでいたジャレッド。使用されないシーンが大量に出てしまうほどジョーカーになりきったジャレッドは、ジョーカーの恋人ハーレイ・クインを熱演した美人女優マーゴット・ロビーについて「彼女は素晴らしい女優で、とても辛抱強くジョーカーに耐えてくれた」と同ラジオ番組の中で語っている。(編集部・海江田宗)