ブルース・リーの息子が事故死した『クロウ/飛翔伝説』リメイク、再始動
昨年、映画会社レラティビティ・メディアが破産申請したことで製作が中止となっていた映画『クロウ/飛翔伝説』のリメイク作品で、ジェイソン・モモアが主演交渉に入り、製作が再始動しているとMashableが報じている。
オリジナル作品は、ジェームス・オバーのグラフィック・ノベルを映画化したもので、荒廃したデトロイトのハロウィンの夜を舞台に、恋人と共に惨殺されたエリックが、カラスの力でよみがえるというストーリー。主演はブルース・リーさんの息子で同作の撮影中に事故で命を落としたブランドン・リーさんが務めていた。
これまでリメイク版の主演候補には、ブラッドリー・クーパー、ルーク・エヴァンス、ジャック・ヒューストンなどが一度はキャストされたものの、3人とも降板している。さらに監督には、フアン・カルロス・フレスナディージョ、F・ハビエル・グティエレスなどが候補に挙がっていたが、彼らもまた降板した。
だがこのたび、映画『ザ・ハロウ/侵蝕』のコリン・ハーディがメガホンを取ることとなり、新たに『コナン・ザ・バーバリアン』のジェイソン・モモアに白羽の矢が立ったようだ。
もっとも本作は、レラティビティ・メディアの再建次第によるため、再び企画中止にならないことを願いたい。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)