生田斗真、SMAP解散に悲痛「時が止まったよう」
俳優の生田斗真が17日、都内で行われた2016年劇団☆新感線夏秋興行SHINKANSEN☆RX「Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~」フォトコール&囲み取材に出席し、SMAPの解散について「時が止まったよう」と悲痛な心情を打ち明けた。
国民的アイドルグループSMAPの突然の解散発表についてコメントを求められた生田は、「もちろん僕は(ジャニーズ)事務所の後輩ではあるんですけど、その前にSMAPのファンなので、すごく残念な気持ちというか寂しい思いがありますね」としんみり。報道後、メンバーと連絡は取っていないそうで、「報道があった日から時が止まったような気がしていて……。少しでも間を置くとSMAPのことを考えてしまう日々ですね」とやるせない思いを口にした。
また、「SMAPの皆さんがいなければ、僕はこの仕事をしていないですし、ここにはいないと思っています。そして、日本の芸能の世界で前人未到の地に達している方々ですので、その皆さんが下した決断というのは僕らには到底理解できない域に達していると思います」とその存在の大きさと、苦渋の決断に至ったメンバーを思いやった。
本作は、大人計画の宮藤官九郎が生田のために書き下ろした“おもしロック活劇”。平安時代から生き永らえ、現在はヴィジュアル系バンドのボーカルとして絶大な人気を誇るヴァンパイア(生田)が、千年の時を経て愛する女性・かぐや姫(小池栄子)を追い続ける姿を描く。
「スサノオ~神の剣の物語」(2002)、「Cat in the Red Boots」(2006)以来、10年ぶり3度目の劇団☆新感線への参加に、生田は「また呼んでいただけのはすごくうれしいし、久しぶりに帰ってきたという気持ちもありながら、新たな、新鮮な気持ちでやれたらなと思っています」と決意表明。「セリフはもちろん、バンド形式で歌もさせていただいているので大変ですね」と苦労をにじませるも、劇中、本物と見紛うほどの迫力あるライブパフォーマンスには自信があるようで、「そういう(ライブの)機会があればいいなぁと勝手に思っています」と期待も寄せた。
この日は、共演の小池、中村倫也、神山智洋(ジャニーズWEST)も出席。神山は「この舞台で初めて斗真君にお会いさせてもらったので緊張もありましたけど、優しくてアドバイスもたくさんくださるので頼りにさせてもらっています」と笑顔で明かした。(取材/錦怜那)
2016年劇団☆新感線夏秋興行SHINKANSEN☆RX「Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~」は9月18日まで赤坂ACTシアターで上演 ほか富山、大阪でも上演