上野樹里、料理はもちろんレミパン使用 新婚生活「いいものですよ」
映画『お父さんと伊藤さん』の完成披露試写会が8日、都内で行われ、上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也、メガホンを取ったタナダユキ監督が登壇、30歳の誕生日から一夜明けた5月26日にTRICERATOPS(トライセラトップス)の和田唱との入籍を発表したばかりの上野は、「結婚っていいもんだと思いますよ」と新婚生活を語った。
本作は、中澤日菜子による同名小説の実写化作品。同棲生活を送る30代女性・彩(上野)と20歳年上の伊藤さん(リリー)が、彩の父で、兄夫婦の家から追い出されて行き場を亡くしたお父さん(藤)と共同生活を送る姿が描かれる。
他人と暮らすことの心地よさについて、上野は、「2人だといい具合に回る。すごく気楽で、いいと思いますけどね」とコメント。また、「良い夫婦関係には料理が重要」という話題をふられると、独身の頃は家事の一つでしかなかった料理が、義理の母である平野レミからの影響を受けて楽しくなってきたと笑顔で明かした。
最近作った料理を質問された上野は、「パスタとステーキですね」と告白すると、「買い物に行けなかったので、ありもので作りました。バジルとトマトのソースがあったので、トマト、なす、玉ねぎ、タバスコとアンチョビを入れて、叩いた納豆としそをトッピングして、温玉を乗せて……」とレシピを紹介。「あとは、なぜかステーキ肉があったんで」と続けた上野にリリーが「やっぱり、レミパン(平野レミ考案の多機能鍋)で焼くわけですか」と質問すると、「レミパンで。レアで(笑)」と答えていた。
作品については、「普通に生きていて、絶対にカメラのピントが合わないであろう人物たちが出てくるというか。34歳でアルバイト暮らし。20歳年上の男性と生活していて、結婚もしないし、子供もいらない。現実が見えてきた女性のリアリティーを描きつつ、タナダさんはそこにチャーミングさを映してくれる」と語った上野。続けて「29歳の頃に撮影させていただいたんですけど、そういう役に、いいタイミングで出会ったなと思います」と振り返っていた。(取材・文:岸豊)
映画『お父さんと伊藤さん』は10月8日より新宿バルト9ほかにて全国公開