実写『3月のライオン』林田先生は高橋一生!!棋士役に渋いメンツそろう
羽海野チカ原作の人気コミックを、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が2部作で実写化する映画『3月のライオン』の第3弾キャスト発表が行われ、神木隆之介ふんする主人公・零が通う高校の教師・林田高志を『シン・ゴジラ』などの高橋一生が演じていることが明らかになった。
【写真】実写『3月のライオン』キャスト!島田開八段は佐々木蔵之介
本作は、中学生で異例のプロ将棋棋士デビューを果たした零(神木)が、同じ下町に住む川本家との交流や棋士たちの熱い戦いを通して成長していくさまを描いた作品。大友監督が「主人公である桐山零君を取り囲むすべての人物たちが、まるでその人が実在するかのような唯一無二の個性と、頬ずりしたくなるような愛しさを持ったキャラクターばかり」と語るように、零の周りには個性豊かな登場人物たちが集まっている。
その一人ともいえる高橋演じる林田は、零の担任教員。プロ棋士である零のことを気に掛け、棋士の世界に身を投じる彼に、教師の目線から教えを説く。高橋は「大友組の素敵な世界観の中で、原作のように温かく、それでいて映画的な時間を過ごせました。作品を観てくださった方たちが、どう感じてくださるか、今から楽しみです」とコメントしている。
そのほかにも今回の発表で、日本将棋連盟の会長・神宮寺崇徳役に岩松了、現役最年長の棋匠・柳原朔太郎役に斉木しげる、後輩の零をかわいがる“スミス”ことプロ棋士・三角龍雪役に中村倫也、スミスと仲良しの棋士・松本一砂役に尾上寛之、新人王戦で零の前に立ちはだかる山崎順慶役に奥野瑛太、負けるたびに酒に溺れ、家族にも愛想つかされているC級棋士・安井学役に甲本雅裕と、棋士役に渋い俳優陣がそろったことが判明。また川本家を見守る三姉妹の叔母で、プロ棋士たちが集うクラブのママでもある美咲役を板谷由夏が務めることも公表された。
各キャストの演技に大友監督は、「映画という限られた時間の中で見事に体現し、零君を巡る物語をより豊かに彩ってくれました」と満足している様子。監督は「それぞれを主役にしてスピンオフを創りたい、そんな衝動すら覚えます」とも話している。(編集部・井本早紀)
『3月のライオン【前編】』は2017年3月18日、『3月のライオン【後編】』は2017年4月22日より全国公開