堂本剛、実写『銀魂』高杉晋助役に!12年ぶり映画出演へ
Kinki Kids の堂本剛が、映画『銀魂』の高杉晋助役として、『ファンタスティポ』(2005)以来12年ぶりに映画出演することが明らかになった。主演・小栗旬、監督・福田雄一で空知英秋による人気漫画を実写化する同作。作中で“最も危険な男”と称される重要キャラクターの高杉を演じることとなった堂本は、「人気キャラを演じる重圧に耐えながら撮影に臨みました」と心情を語る。堂本のほか、新井浩文、佐藤二朗、菜々緒、安田顕、早見あかりの出演が新たに発表。撮影は9月上旬にクランクアップしており、公開は2017年を予定している。
原作は、「週刊少年ジャンプ」で連載され、累計発行部数5,000万部を超える大ヒット漫画。宇宙からやってきた“天人”(あまんと)がはびこるパラレルワールドの江戸を舞台に、侍魂を持った変わり者の主人公・坂田銀時(小栗)とその仲間たちの周りで巻き起こる様々な出来事を独特のユーモア満載に描くアクションエンターテインメントだ。テレビアニメシリーズも人気を博し、『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』(2010)、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(2013)と2度にわたり劇場アニメ化もされている本作が、ついに実写映画化。
キャストは、小栗のほか、菅田将暉(志村新八)、橋本環奈(神楽)、長澤まさみ(妙)、岡田将生(桂小太郎)、ムロツヨシ(平賀源外)、中村勘九郎(近藤勲)、柳楽優弥(土方十四郎)、吉沢亮(沖田総悟)が明かされていたが、さらに今回、堂本らの出演が追加発表された。堂本が演じる高杉晋助は、銀時のかつての仲間で最大のライバルの1人。攘夷過激派武装集団“鬼兵隊”のリーダーで剣術の達人でもある。そんな高杉率いる鬼兵隊の岡田似蔵役に新井浩文、武市変平太役に佐藤二朗、来島また子役に菜々緒、刀鍛冶屋の村田鉄矢役に安田顕、その妹・村田鉄子役に早見あかりが決定した。
メガホンを取る福田監督とは、テレビドラマ「33分探偵」(2008)など長くタッグを組んできた堂本。本作への出演に関し、「監督に『堂本剛に悪役を演じさせたい』と言われ、キザでクールな高杉と僕のギャップをどう埋めてプラスにするのか監督と話し合いを重ねるうちに、出演が決まっていました」と吐露する。劇中では三味線を弾くシーンにも挑んでいるほか、小栗演じる銀時と鬼兵隊との壮絶な激闘もあるといい、アクションについて堂本は「殺陣は10代ぶりでしたし、何せ小栗くんは背が高いので大変でした」と苦労した様子で話した。小栗の提案で韓国からアクション演出チームが招かれたとのことで、クオリティーには期待できそうだ。
そんなアクションシーンでの登場が多い新井は、「福田組なのに……『銀魂』なのに……ウチはギャグゼロで戦っていたので不安と不満と疲労の3つでした」と恨み節。福田作品にはいまや欠かせない存在の佐藤は、「福田にとっておそらく最初で最後の大作ですので、まあ奴を支えてやるか的な気持ちで参加しました(笑)。僕は福田組の常連とよく言われますが、毎回が勝負だと思って全力でふざけています」と愛を込めて意気込みを語った。
まさしく主役級のキャストがそろうことが明らかになった『銀魂』。撮影は9月に終了しており、福田監督は自身のTwitterにて、原作者の空知がクランクアップを迎えた小栗に贈った色紙を公開。そこには小栗をイメージした銀時の描き下ろしイラストに加え、「2か月間、万事屋を営んでくれてありがとうございました。あなたはもう僕の大切な金ヅル、坂田銀時の一人です。なので、8,000億ください(山田優でも可)」というユニークなメッセージが添えられていた。(編集部・小山美咲)