大島優子、コンプレックスを克服!?小柄なのがイキた!
アクション娯楽時代劇映画『真田十勇士』でくノ一・火垂(ほたる)を演じた大島優子が、それまでコンプレックスだった体の小ささがアクションシーンで生かせて報われたと喜びを語った。
大島がふんしたのは、主人公の猿飛佐助(中村勘九郎)や天才忍者・霧隠才蔵(松坂桃李)らの幼馴染のくノ一で、才蔵に恋をしつつ、命を狙うという複雑な役。「堤(幸彦)監督は『アクション女優だから期待してください』とおっしゃっていましたが、そんなつもりはないんです」と苦笑いを浮かべつつも、ダンスで培った運動神経を生かした「わたしじゃないとできないアクションができたと思います」と自信たっぷり。
また同作は舞台と映画と小説が同時進行するメディアミックスで、火垂は初演の舞台版で比嘉愛未、映画と同時期に上演される再演版では篠田麻里子が演じる。大島は同じ役を別の女優が演じることで「火垂というキャラクターも生かさなきゃいけないし、自分なりの火垂を作らないと」とプレッシャーを感じていたというが、そこに自身の体の小ささが生きたという。
「体の大きな方がそろっている十勇士と並ぶとひときわ小さくて目立ちますし、機敏にサササって動いて吹き矢を吹くので、火垂はすごく強いんです。小さいけどパワーがある感じは、くノ一らしさと同時にわたしらしさが出せたと思います」と語り、コンプレックスが報われたと大喜び。さらに、木を縦に走るというど派手なアクションは「わたしよりも大きい方だったら難しかったと思います」と満足そうだった。
撮影現場では、当日いきなりアクションを指示されることの連続で戸惑ったというが、「スタントの方はスタンバイしていませんし、トライせざるを得なかったです。キャストは全員本人がアクションしています」と胸を張り、アクションが見やすい楽しい作品になったとアピールした。(取材・文:早川あゆみ)
映画『真田十勇士』は全国公開中