仕事と家庭の両立は親の責任!ピクサー名作アニメーターが力説
『モンスターズ・インク』『トイ・ストーリー』といったディズニー/ピクサーの名作とも呼ばれている作品を生み出してきたアニメーター、ダグ・スウィートランドが監督を務めた映画『コウノトリ大作戦!』は「家庭と仕事のバランス」「家族との時間」に着目した作品だという。スウィートランド監督は「この問題は、僕自身にとっても非常に関係のあるものだ。キャリアを積み上げつつ、子供に時間を使うことは、親としての大きな責任だからね」と力説する。
本作は「コウノトリが赤ちゃんを運んでくる」という誰しもが聞いたことがある、寓話をモチーフにしたアニメーション作品。しかし劇中のコウノトリたちは過去に起こった事件から赤ちゃんの配達を厳しく禁止し、売上重視も手伝ってさながら大手通販会社のような通信販売事業を経営していた。だが、ある手違いにより生まれてしまった赤ん坊が独身コウノトリのジュニアたちに、ある変化を与えることになる。
テーマの一つを「家族」と設定したことについて、スウィートランド監督は「特に今の人々は、家族を持つということに直面した時、家庭と仕事のバランスをどうとっていくかに苦悩するはずだ。そのジレンマを、作品で描き出そうと決めた」と説明。そして「誰もが共感できる“家族”のストーリー」を作っていったのだという。
日本語吹き替え版では、お笑いコンビのアンジャッシュの渡部建と児嶋一哉が声優を担当。主人公・ジュニアの声を渡部が、次期社長の座を狙いジュニアの邪魔をするハトのトーディの声を児嶋がそれぞれ務めている。また公開された予告編では二人の演技や、主題歌を担当したAIの楽曲「HEIWA」も披露されている。(編集部・井本早紀)
映画『コウノトリ大作戦!』は11月3日より全国公開