『君の名は。』がV6!『ポニョ』を超えるか?歴代ベストテン入りも視野
映画週末興行成績
映画サービスデーと重なった土日2日間(10月1~2日)の全国映画動員ランキングが3日に興行通信社より発表され、現在、大ヒット街道をばく進中の『君の名は。』が、6週連続で1位を獲得した。
同作の先週末の動員は65万3,647人、興行収入7億9,014万2,600円と落ちの少ない推移。2日時点の累計成績は動員989万3,947人、興収128億5,611万8,300円を記録し、邦画アニメーションでは歴代5位の興収。総合ランキングでも15位に立ち、12位の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』『アルマゲドン』『E.T.』(最終興収135億円)、11位の『ラスト サムライ』(最終興収137億円)超えは時間の問題だ。すでに3日時点で動員1,002万5,897人、興収130億2,000万3,500円をマークしており、10位『崖の上のポニョ』(最終興収155億円)を抜いての歴代総合興収ベストテン入りも視野に入ってきた。
福山雅治が『モテキ』の大根仁監督とタッグを組み、パパラッチを演じた『SCOOP!』が4位に初登場。動員12万7,542人、興収1億5,605万5,100円を記録した。同作の男女比は4対6。年齢別では40代が32.6%、50代が26.6%、20代が17.9%、30代が12.6%と続いた。さらに全世界で30億ダウンロードを記録したモバイルゲームの3Dアニメ化作品『アングリーバード』が初登場10位。全国338スクリーンで公開され、動員5万7,355人、興収6,319万3,500円となった。
公開3週目を迎えた『映画「聲の形」』は累計動員97万4,000人、累計興収12億6,600万円を記録。また、翌日3日には累計動員100万人を突破。8日からは1~2週目の入場者プレゼントだった「Specialbook」の再配布も決定した。公開10週目の『シン・ゴジラ』は累計動員520万7,782人、累計興収75億5,813万6,600円。5位の『怒り』が累計興収10億円を突破。さらに今週はベストテン圏外となったが、『超高速!参勤交代 リターンズ』も累計興収10億円を突破した。
今週末は『ジェイソン・ボーン』『グッドモーニングショー』『HiGH&LOW THE RED RAIN』『少女』『淵に立つ』『お父さんと伊藤さん』『無垢の祈り』『黒子のバスケ ウインターカップ総集編 ~涙の先へ~』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2016年10月1~2日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(1)『君の名は。』:6週目
2(2)『ハドソン川の奇跡』:2週目
3(3)『映画「聲の形」』:3週目
4(初)『SCOOP!』:1週目
5(5)『怒り』:3週目
6(4)『闇金ウシジマくん Part3』:2週目
7(9)『シン・ゴジラ』:10週目
8(6)『四月は君の嘘』:4週目
9(7)『真田十勇士』:2週目
10(初)『アングリーバード』:1週目