東出昌大『デスノート』主演の覚悟「ブチかましてやろう」
映画『DEATH NOTE デスノート』の続編『デスノート Light up the NEW world』で主人公・三島創を演じた東出昌大。2006年に藤原竜也が主演を務め、大ヒットを記録した前作から10年、大きな注目を浴びる本作に主演するプレッシャーを赤裸々に語った。
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本作は原作者である大場つぐみのアイデアを取り入れたオリジナルストーリーで、6冊のデスノートをめぐる争奪戦が描かれる。東出が演じた三島は“デスノートオタク”にして、デスノートによる新たな事件を追う捜査官。彼自身、キャスト発表時のネットでの反響は耳にしていたようで、「出演が決まってから、まとめサイトは見ないようにしようと決めました」と苦笑い。
しかし、すぐに気持ちは映画づくりへと向かったといい、「撮影が始まる前から非難のようなものはあるだろうし、そこで士気が落ちてもしょうがない。正直あまり気にしていないし、そこはもう腹をくくってやるしかない。ウワサをする人の予想を絶対に超えてやろうという思いもあって、逆に気にせず、ブチかましてやろう! という思いが強かったです」と気合を入れ直して撮影に挑んだと明かす。
そうして完成した映画にはかなりの手応えを感じているようで、「皆さんにビックリしてもらえるという絶対の自信を持っています。この原作を映画にするのにあたって、失いたくないものは失わず、その魅力を増幅させたと思っています。観ていただくのが楽しみです」と言い切る。あらためてキャスト発表時を振り返り、「いろいろ言っていただくのも、それだけ力のある魅力的な作品ということなのかなと思います」と余裕をにじませるのも、作品の出来に対する自信の表れか。
そんな彼自身、プライベートでは大きな変化を迎え、妻で女優の杏との間に双子が誕生した。そうした変化は俳優業にどのように影響するのか尋ねると、「特にありません。家に帰れば大黒柱なんだなと……いや、あまり思わないかも(笑)。生活の変化はありますけど」と言う。「でも、観客として映画を観ていて子供が出てくると、少しですが実感が湧くようになりました」。そんな彼がこれから年齢を重ね、どんな俳優になっていくのか? まずはこの映画から、すでにその歩みが始まっている。(取材・文/浅見祥子)
映画『デスノート Light up the NEW world』は10月29日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開