「ポムポムトレイン」誕生の理由が悲しい…ふわもこに隠された社会問題
18日、渋谷駅前の電車モニュメント「愛称:青ガエル」とサンリオの人気キャラクター「ポムポムプリン」がコラボレーションしたモニュメント「ポムポムトレイン」が登場。今年誕生20周年を迎えたポムポムプリンの20thアニバーサリーキャンペーンの一環として行われた同コラボだが、その目的には「ハロウィーン期間における『青ガエル』への落書き防止、保全」があるという。すなわちハロウィーンで浮かれてマナーを破る人への対策として講じられた。
渋谷の街では近年落書きが社会問題化しており、先日「青ガエル」が落書きされるという事案も発生した。今回の取り組みには「落書きをやめてほしい」というポムポムプリンからのメッセージを込めているという。併せてハロウィーン期間に特に発生しやすい「若者によるゴミのポイ捨て」についても、「ゴミのポイ捨て禁止」を訴えていくことも目的の一つにあるとのこと。
「青ガエル」史上初の試みとして、外側をふっわふわでもっこもこな黄色と茶色の2色でラッピングされた「ポムポムトレイン」だが、そのふわもこの理由は落書き・外傷から「青ガエル」を守るため。これをきっかけにマナー違反の人が減れば、コラボの理由が「かわいらしさで注目を浴びて愛されるため」へと変わる日が来るのかもしれない。
「ポムポムトレイン」は11月1日まで実施。車内は全壁ポムポムプリンのトレードカラーである黄色のふわふわの内装で、半立体ぬいぐるみのフォトスポットやポムポムプリンの顔がデザインされた座席が設置されているなど癒やしの空間となっているという。(編集部・井本早紀)
ポムポムトレインは渋谷・ハチ公前広場に10月18日~11月1日まで設置 入場可能時間:10:00~20:00