「仮面ライダー電王」中村優一、またヒーローに!
特撮ドラマ「仮面ライダー響鬼(ヒビキ)」「仮面ライダー電王」などへの出演で知られる中村優一が、来春公開の映画『スレイブメン』で、悲劇のダークヒーロー“スレイブメン”にふんすることが明らかになった。
監督を務めたのは、『電人ザボーガー』や『片腕マシンガール』など、クリエイティブな作品を世に送り出してきた井口昇。主人公の気弱でさえない自主映画監督・しまだやすゆき(中村)がスレイブメンとなり、報われない愛と過酷な運命に翻弄されながらも奮闘する姿を描く。中村のほか、奥田佳弥子、阿部亮平、津田寛治らが出演する。
主演の中村は、「井口昇監督のワークショップに約半年間参加させていただき、井口監督の世界観に惹かれ、その監督の作品に携わることができすごく幸せに思います」と語る。役どころについては、「懐かしさも感じつつ新しいヒーローが生まれました。新しいヒーローの誕生を皆さんに見届けていただけたらと思います」と新たなヒーロー像を強調した。
一方の井口監督も、「ヒーロー映画は世界中に数あれど、日本が誇るアイテム『恋愛』によってパワーを持てる『泣ける』ヒーローは前代未聞ではないでしょうか。しかも、タイムリープによって現実が様々に変化するので、ここまで先読みができない『連続どんでん返し』が起こるファンタジーはなかったのではと自負しています」と作品紹介も交えつつ自信をあらわに。さらに、「個人的にはマジでヒーロー版『君の名は。』だと勝手に思い込んでおります! 世界一ロマンティックなヒーロー映画と呼ばれたいです!」と意気込んだ。(編集部・小山美咲)
映画『スレイブメン』は2017年3月10日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国公開