そんなバカな!「ブレイキング・バッド」と「ウォーキング・デッド」の関連性が検証されている
日本でも大人気の米テレビドラマ「ウォーキング・デッド」の世界は、「ブレイキング・バッド」の主人公ウォルター・ホワイト(ブライアン・クランストン)が製造した覚せい剤がもたらした結果だという突拍子もない理論が唱えられている。2014年にHitFixが記事にし、最近になってNetflixが公開した動画「ファン・セオリーズ(原題) / Fan Theories」で検証されているのが、ウォルターが製造した覚せい剤「ブルー・メス」がゾンビを発生させたという無理やりな説だ。
それによると、「ウォーキング・デッド」第2シーズンの第2話に、主人公リック(アンドリュー・リンカーン)の相棒的存在ダリル(ノーマン・リーダス)が兄メルル(マイケル・ルーカー)の薬物をグループに見せるシーンがあるが、その袋の中に「ブルー・メス」が入っている。また、日本語字幕には出ていないが、メルルがつるんでいた麻薬ディーラーは、信用できない小さい白人で「殺すぞ、ビッチ」とメルルを脅していたとダリルが説明。これが、ウォルターの助手で「ビッチ」が口癖のジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)の特徴に似ているという。
また、「ブレイキング・バッド」の第4シーズンでは、ウォルターが息子のために黒のストライプが入った赤色の車ダッジ・チャレンジャーを買ったことで、妻スカイラー(アンナ・ガン)とひと悶着あり、返品することになるが、その返品先の店長の名前がグレンなのだ。ウォルターは車を爆破してしまうが、「ウォーキング・デッド」の第1シーズンでは、リックの命の恩人グレン(スティーヴン・ユァン)がこれにそっくりな車に乗っている。
最後に、一番のこじつけが、ウォルターの取引相手で大物麻薬密売人グスタボ・“ガス”・フリング(ジャンカルロ・エスポジート)は一番最初に発生したゾンビ説。ガスは、第4シーズンの大爆発に巻き込まれる前に、内緒で大量の「ブルー・メス」を摂取していたため、ゾンビとして復活し病室から歩いてきたという。これらが、無理やりだが楽しい「ブレイキング・デッド」説だそうだ。(澤田理沙)